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「ほら、イけ」
「あっ、──〜!」
いつの間にかもう片方の手も握られていて、なんとか快感を逃そうと繋がれている両手にぎゅうっと力を入れる。
ぴゅ、ぴゅ、と数回に分けて吐精する
「はぁ、はぁ、あ」
「大丈夫か?」
心臓が全力疾走した後のようにドッドッドッと早鐘を打つ
胸を上下させ酸素を必死に取り込む
「はぁ、だい、じょ....」
普段、滅多に自慰をしないせいで一気に襲ってくる倦怠感に勝てず目を閉じる。そのまま夢の世界に飛び立った。
side 黒川 廉
嘘だろ.......。可愛らしく射精した直後、伸びた少年の頬をぺちぺちと叩く 。一向に起きそうにない寝顔にため息を吐いた。
「マジか...俺まだ....」
.....イってねぇよ....
未だ臨戦態勢の愚息は腹につきそうな程反り返っている。
てかこいつ数擦りでイって爆睡って体力無さすぎだろ
性急だったので下にバスタオルを敷くこともできずシーツが愛液でびしょびしょになっている
とりあえず風呂か
掛け布団を床に落とし服を脱がせシーツで少年をぐるぐる巻きにして風呂場まで運ぶ。結局風呂に入れても少年は起きなかった。
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