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無理と言いながらも俺の手はゆるゆる動く。羞恥心なんて残り一欠片しかない。俺の荒い息遣いとぐちゅぐちゅ響く水音に耳を塞ぎたくなる。黒川さんのギラギラした目が怖くて、でも見られてるのが気持ちよくて 「…黒川さん…ぁっ、…」 「廉って呼んで、して欲しい事、言ってみろ」 「…え?」 「ほら」 思わず手を止めてぽかんとすると不意に手が俺の性器に伸びて鈴口をぐりっと軽く抉られる。擦るのに一生懸命だったそれに急に強い刺激が襲ってきて射精感が強まった。 「あっ、無理、…廉っさん!イキたい…!」 「よく言えました」 「〜〜〜、っ!」 フッと笑った黒川さんが、はぁはぁと息をしていた俺の口を塞ぐ。舌が上顎の浅いところを擦ってびりびり痺れると 同時に背が弓なりにしなり俺のから勢いよく精液が飛び出した。 「…ぁ…ぁ…はぁ…」 「大丈夫か?」 「ぁ…熱いの治らない…廉さん…こわい…」 絶頂していつもの倦怠感が襲ってくるけどそれ以上に熱くて、身体中を欲が渦巻く。全身熱くなってから俺の知らない俺がいて怖い。もう一人の俺は強請るように媚びた声で両足を黒川さんの腰に回す。 「今日は駄目」 「なんで…?廉さんも大きくなってる…のに、」 「駄目だ」 俺が足を回して腰を引き寄せた時に当たった黒川さんのはガチガチに熱く硬くなっていて、今すぐいれて欲しいのに黒川さんは俺を痛いくらい抱き締めるだけで、俺の視界はじわりと滲んだ。

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