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19 恋する日常(3) ~アオイ~

落ち着きを取り戻したオレ達。 なんだか変なフェラになってしまったが、リュウジをしっかりいかせてやったのだから満足。 リュウジは言った。 「さて、アオイ。お前もオナニーしておくか? いや、いっそうの事、セックスするか? ははは」 「え? ああ、でも、オレはいいや……」 と、断るのだが……。 当然ながらフェラしている最中から、リュウジとセックスしたくてしょうがなかった。 目の前のリュウジのペニスにどうしても目がいく。 こいつが欲しい。 オレのアナルをこじ開けて奥まで突いてくるのを想像すると、それだけで下半身が熱くなってくる。 はぁ……。 オレはすっかりリュウジとのセックスの虜。 リュウジの力強い攻めが心地良くて、オレは何度だって気持ちよくなってしまう。 とは言っても……。 ここは学校だ。 オレは理性的な人間。 だから、ちゃんと節度ある行動をとることができる。 ここは我慢だ。 リュウジは、首を傾げて言った。 「ん? 何でだ? アオイだって、セックスしたそうな顔をしているぞ?」 「ば、バカ! こんな所でできるかよ。誰か入ってくるかもだろ?」 オレはあごで入り口を指す。 扉が壊れているようでうっすら光が漏れている。 リュウジは、構わずに続ける。 「遠慮する事ないって……俺の欲しいんだろ?」 リュウジは、自分のペニスを指差す。 「だから、まずいだろって……あっ、ダメだ」 リュウジは、オレを捕まえると自分の膝の上にちょこっと座らせた。 背中に固いものが当たる。 リュウジは、そのままオレの背中に被さるように抱きつきながら、耳元で囁いた。 それも、とびっきりエロく甘い声で。 「アオイ、セックスさせろよ……」 あっ……。 その声に背筋がゾクっとする。 「ダメ……」 無意識に声が漏れる。 リュウジはペロッとオレの耳を舐めた。 「あっ、はぁああ……」 快感で体がギュッとしなる。 オレの中のエロスイッチがパチッと入る感じがした。 リュウジの奴め……オレの事は何でもお見通しかよ……。 オレはシャツを脱がされ、リュウジの手が回り込む。 その手で体中を撫でまわされつつ、舌が首筋をつうっと這った。 あっああん、気持ちいいよ……。 体中が性感帯になったかのように、ビクッ、ビクッと痙攣する。 リュウジは、オレの背中に顔を押し付けて囁く。 「水着の日焼けのあと……すげぇエロい……」 「はぁあん……し、しょうがないだろ?」 そうなのだ。 これは夏休みにリュウジとプールに行ったときにできたもの。 リュウジたっての願いで、少しセクシーなビキニを着て行ったのだが、日焼け止めが効かずにあとになって残ってしまったのだ。 お陰で、肩ひもと背中の線、そして、おっぱいを囲むトップスの形がくっきりと出てしまったのだ。 オレは恥ずかしくなって胸をクロスで隠す。 しかし、その手を強引につかみ、リュウジは日焼け後の肌を舐め回す。 「ああ、しょうがない……最高にしょうがないなぁ……はぁ、はぁ……エロくてしょうがない」 「あっ、あぁあん……」 と、そこへ扉が開く音が聞こえた。 ガラガラガラ! 「やっ、やばい!」 オレ達は脱ぎ散らかした服を手に取り、サッカーボールの籠の裏へ隠れた。 抱き合う形で息を潜める。 「おーい、誰かライン引きを頼む。お前達はハードルな」 「オス!」 何人かが体育倉庫に入ってきた。 そして、道具の運搬作業が始まった。 陸上部だろうか? ということは、いつの間にか部活動の時間になってしまったって事だ。 (リュウジ、まずいよ!) リュウジは下半身丸出し。 オレは上半身裸。 今、見つかったらタダじゃ済まないだろう。 (ん? ペロペロ) (あっ、バカ! 何しているんだよ!) (何って? アオイのおっぱいチュッチュッだが) リュウジは、何事もなかったかのように愛撫を続ける。 この状況が分かっていないのだ。 オレは、叱ろうと思うのだが、体が言うことを聞かない。 乳首辺りを入念に舐めあげるリュウジの舌使いがあまりにも気持ちよくて、抵抗ができないのだ。 (あっ、やめろって……ああはぁ、はぁ、はぁ) (美味しいな、アオイのおっぱい。んっぱっ!) (あっああん……ダメ!) 思わず声が漏れた。 「ん? 誰かいるのか!?」 オレは慌てて手で口を塞いだ。 陸上部員らしき生徒達は耳を澄ます。 そこへ別の生徒が体育倉庫に入ってきた。 「どうした?」 「いやー、今、物音が……」 (このまま、ジッとしていれば……) しかし、リュウジはお構いなし。 (はむっ……ちゅ、ちゅっ) (ば、バカ。やめろ、リュウジ! ダメだ……声がでちゃうっ……あっ、ああぁん) 万事休すか……。 その時、生徒達の声が耳に入る。 「……気のせいみたいっす」 「よし。じゃあそのハードルで最後だ。先にアップを始めておけ!」 「ウッス!」 ガラガラガラ……。 危機一髪。 生徒達が去っていくのを確認すると、オレは、起き上がった。 そして、リュウジの頭をポカポカ殴った。 「はぁ、はぁ。リュウジ! てめぇ、何してるんだよ!」 「へ? 何って?」 「何で、人が来てるのにオレの乳首を舐めるんだ!」 「アオイ、お前なぁ!」 オレが必死になって怒ると、リュウジは逆切れしたかのように声を荒立てた。 オレはひるんで、声が小さくなる。 「な、なんだよ……」 「アオイ、よく聞け? お前、今日の走り高跳び、チラチラとシャツがめくれていたよな!」 「はぁ? まぁ、ジャンプするんだから、そんな事もあるだろ。で、それが何か?」 「何かじゃねぇ。うっすら、乳首が見えていたんだよ! お前がそうやって俺の事を誘惑するから、ずっと舐めたくて仕方なかったんだよ!」 リュウジは、さも被害者のように威張る。 でも、よくよく聞いてみれば大した事ではない。 オレは、負けじと言い返す。 「なんだよ。リュウジが勝手に見ただけだろ? それに男の乳首なんて普通だろ?」 「バカ! アオイのおっぱいは特別なんだ! まぁ、お陰でいい物を見させてもらった訳だどな……サンキューな、アオイ……」 リュウジの声のトーンは一転感謝モード。 オレは思わず吹き出す。 「ぶっ、なんだよそれ? もしかしていい物を見たって、オレの乳首のことかよ!」 「その通りだ! いいか、それからずっと勃起してたんだぞ。お前のお色気作戦が無ければ、走り高跳び勝負だって俺が勝っていたかもしれないんだからな! アオイは卑怯だ!」 オレは、リュウジの剣幕に押され気味になった。 確かに走り高跳び勝負は、オレが圧倒的過ぎて物足りなかったのは事実。 だからといって、オレが何をしたって言うんだ。 オレは必死に言い返す。 「な、な、何て言い草だよ……」 「とにかくだ! そのおっぱいが目の前にあったんだぞ? 人がいるから舐めるなだと? そんな事ができるか! 舐めるなって言う方がおかしい。そうだろ?」 「何だよ、その理屈! オレがいけないみたいじゃん」 「うんうん。アオイがいけない。いや、むしろ、アオイのおっぱいがいけない」 リュウジは、いきなりオレのおっぱいに吸い付いた。 「この悪いおっぱいめ!」 「何を……あっ、やめろ……」 オレの乳首はリュウジに散々嬲られ、超絶敏感になっていた。 だから、吸いつかれるだけで快感が全身を駆け巡った。 「あっ、あっ、バカ、やめて……お願い……はぁあん」 「ちゅっぱ、ちゅっぱ、美味しい……くそっ! 悪いおっぱいだけど憎めない……大好きだよ、おっぱいちゃん……」 ザラザラがした舌の感覚が、快楽の波を積み重ねていく。 「あっ、あっ、ダメ……」 喘ぎ声が次から次へと漏れ出る。 リュウジは満足気にオレの反応を楽しみながら、オレのおっぱいを間近で観察した。 「あれ? アオイのおっぱいってこんなに膨らんでいたか? それに、先っちょなんて、ツーンと上を向いて……エッチだろこれ……」 リュウジは乳首の先をコリコリと摘む。 「あぁあん、や、やめろ……やめて……」 涙目で訴えるけど、リュウジは容赦ない。 今度は、指先を丸め弾くように構えた。 オレは、それを見て驚愕する。 指で弾くなんて……そんな事をしたら……。 「リュウジ……だめ。それだけは、やめて!」 オレの懇願も無駄に終わる。 リュウジは、ニヤッと悪戯っ子の顔で、乳首の先をピンッと弾いた。 雷に打たれたかのように刺激が全身をめぐる。 「あはぁうううっ……あ、あーっ……」 一瞬で頭の中は真っ白になった。 そして、ふあふあとした最高に気持ちのいい感覚がぱぁっと広がった。

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