「くち、あけ…ッ…あっ、あ…っ」 「なんて？」 喉の奥で笑いながらそんな意地の悪い事を言われても、素直に従う年下の恋人。 酷くしたい。 泣かせたい。 喘がせたい。 そんな欲を隠しきれずにいる恋人が世界で１番大好きだ。 そんな気持ちを隠さず伝えてくれる恋人がなによりも大好きだ。 「……あっ、…あ……ま、ぁ…」 「また、あれ観ながらやろうな」 あまりの刺激に爪先でシーツを掻くが長岡に溺れる身体はどこまでも深く堕ちていく。 長岡とならこわくない。 こんなはしたない姿を晒しても受け入れてくれる恋人ならどこまでま堕ちていきたい。 何度も頭を振って漸くキスをする事が許された。 恋人の様に上手くは出来ない。 それに揺さぶられては唇がずれてしまう。 頬に手を添え、またキスをした。 「ん、……ぁっ、……ぁ…」 やわらかな唇を食む様にキスをしていると、不意に腰を捕まれる。 すっかり意識がキスにいっていた三条は与えられる大き過ぎるソレをただ受け入れる事しか出来なかった。 壊れそうな程ガクガク揺れる細い身体はただ快感を拾い脳を痺れさせる。 どこから出るのかあさましく媚びた声が喘ぎ、その合間に世界で１番愛しい名前を呼ぶ。 「あﾞっ……ま…さっ、」 腹の奥がきゅーっとし、口から多くの空気と共に声が漏れる。 無意識にそんな呼吸をしてしまう程に長岡とのセックスに溺れていた。 普段の人の良さそうな笑みは淫らなものへとかわり、ただ色欲に塗れる。