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【第17話】『閲覧履歴に基づくおすすめ商品』は人物の内面を完全に晒す(6)

「こんなふうに無理矢理されて、なのに感じちゃうの?」 「ちが……、なんで?」  腰を撫でていた幾ヶ瀬の手が腹に移動し、ゆっくり上へと這い上がる。  乳首をなぞったところで、幾ヶ瀬自身が呻き声をあげた。  有夏の内部が痙攣し、幾ヶ瀬の亀頭を一気に締め上げたからだ。 「……やっぱり気持ちいいんだ、有夏」 「んん……ちがっ……てば!」 「だって、乳首たってるよ?」 「んあっ」  ぷっくりと膨れ上がった乳首を捏ねると、たまらず有夏は声をもらした。 「有夏、こういうの……好き?」 「い、いくせなら……。ほかの人はヤだ」 「当たり前でしょ」  膨れ上がる欲望を、だが幾ヶ瀬は堪えた。  可愛いことを言いながらも、有夏の下半身が逃げ腰だからだ。 「一回、抜くね」 「うん……」  ゆっくりと腰を引くと、有夏は大きく息をついてベッドに伏した。

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