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【第28話】下ネタ☆パーティー(4)

 ある程度柔らかくなった肩や上半身の動きに満足したか、幾ヶ瀬はゴロリとベッドに横になった。  有夏の頭越しにゲーム機の画面をチラ見してから、退屈そうに時計を確認する。  スマホの待ち受け画面に表示されているアナログ時計の針は22時過ぎを指していた。  明日は早番とはいえ、眠るには少し早い。 「有夏、お腹空かない?」 「んぁ? さっき食ったばっかだろが」 「さっきって言っても、食べたのは3時間も前だもん。それにお風呂に入ったら一気にお腹減ってきちゃった。ねぇ、そんなことない? プールに入ったらすごいお腹減るって類の……」 「……プールなんて、現実ではここ何年入ってねぇ」 「悲しっ! そ、そうだよね。有夏が入ってるプールはゲームの中だもんね」 「まぁ、プールじゃなくて大海原とか池だけどな。画面の中の」 「悲しっ!」

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