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【第41話】有夏独白・お風呂をめぐるあれこれ(裏)(5)

 似合う似合わないの問題ではない。  この格好を弟のスマホに送りつける神経がどうかしていると、そのとき有夏は思ったのだ。  ヤツは何かのイベントに、この格好で繰り出すのであろう。  ハメを外して捕まりゃいいんだと思う。  まぁ、そんなことはどうでも良いとして。  この画像を幾ヶ瀬のパソコンに転送したのは、何かに使えると思ったから。  姉と思わなければこの画像は異様なものでしかない。  古ぼけた団地の一室に、鎖帷子らしきものをまとった女がぼうと立っている。  気持ち悪い、恐ろしいと、幾ヶ瀬がならきっと怖がるに違いない。  そう、幾ヶ瀬が怖がるに違いないのだ!  ひらめいたとばかりに有夏の口元がニヤリと歪んだ。  早速、画像編集ソフトを立ち上げる。  レポートの作成には1ミリも動かなかった指がするするとキーボード上を滑りはじめた。  時間が経つのも忘れるこの感覚。

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