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第五章・10

「ここ、イイのか?」 「あっ、あッ、ヤだ。あぁ、あ。気持ち、い……ッ!」 「不感症、治ったのか?」 「かも、しんない。あ、もうダメ。来て、早く!」  雄翔はスキンを着けると、ローションで潤った都の内に慎重に腰を進めた。 「痛かったら、言って」 「ううん、大丈夫。あ、はぁ、あ。あぁあん!」  背を反らし、都は雄翔の全てを受け入れた。  奥まで挿入った彼は脈打ち、熱い。  それだけでも、都は感じて先漏れの体液を零してしまった。 「う、動いても、いい?」 「うん。お願い」  ゆっくりと引き抜かれる雄翔のペニスが、都を逆立て狂わせる。 「あ、はぁ、あん!」 「だ、大丈夫か?」 「平気だから、少しずつ速く動いてみて」 「解った」  雄翔は、ぎこちなく抽挿を始めた。  都は、彼に抱かれる悦びに震えていた。

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