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⑭彼氏がキレました…… ─雷─⑩※

 迅が俺様だってのはガッテン承知なんだけど、それはあんまりだろッ?  ニヤッと悪魔的に笑われて〝ドキッ♡〟じゃねぇよ、俺も!! 「あ、ッ……えッ!? 待てよ、俺が選んでいいんじゃ……!?」 「どうせお前は〝どっちもヤダー!〟って絶叫すんだろ」 「じゃあなんで選択肢与えた!?」 「困って焦ってパニクってるツラ見たかったから」 「性悪にもほどがあんだろぉぉッッ!! ひッ……あぁぁッ♡」  コイツ……! 俺がまだごねてる最中だってのに、ぬちゅっと中指入れてきやがった!  レッスンが開催されなくて寂しかった俺が、どんだけ勇気ふりしぼっても入れらんなかった指を……ッ、指を……ッ! 何のためらいも無く!  隣のおっさんに盗み聞きされてるかもしんねぇ状況で、ぐにゅんっと入ってきた迅の指に俺はたまらず喘いだ。 「狭いな」 「うッ……うぅぅ……ッ! 迅〜……ッ」  まだキレイキレイしてねぇよ……?  ボディーソープでぬるぬるだからって、そんなグイグイ入れちゃバッチィよ……?  指一本、ほんのちょっと入ったくらいじゃ痛くはねぇ。  でも、感触はハッキリ分かる。  俺の腰を支えてお尻を突き出すようにした迅が、もっと中に入りたそうだってのも、……。 「最っ高。この感触……忘れてたわ」 「は、ッ……あぁ……ッ♡」 「指挿れただけでそんな喘ぐとか、マジで素質ありまくりだな、雷にゃん」 「ンなの、いらね……ッて、ンにゃッ……!」  指が入ってきた衝撃で、ふんにゃり意気消沈の俺のチン○をもにゅっと揉んだ迅は、いつどんな時もイケボだ。  右手は穴の開拓。左手は俺の気をそらせるためシコシコ。  壁についた手が自然と握り拳に変わって、何の役にも立ちゃしねぇ……。  じわじわと入ってくる中指の感触にぷるぷるお尻が震えて、股間をもてあそばれて立ってらんなくなるのも、迅には想定内だろ? 「足震えてんぞ。もっと踏ん張れ」 「ダメ……ッ、ムリ……ッ! 踏ん張れ、ねぇ……ッ」 「腹支えといてやるから」 「嬉しくねぇ! ……ひぁッ♡ んッ、く……ッ」 「奥まで挿れるぞ」 「やら……ッ、おくダメ……ッ、だめ……やッ……♡」  ビクビクと痙攣するチン○を囚えたまま、腕一本だけで俺の体を支えてる迅ってなんて逞しいんだ。  って、感心してる場合じゃねぇ……ッ!  前回よりも中指が調子に乗ってやがる。  ぐにゅん、ぐにゅん、と穴の中を拓かれてくのが嫌でも分かった。  そんなつもりねぇのに、迅の指をぎゅぎゅっと締め付けて、自分の首を締めてる事も、分かってた。 「ンン……ッ!? そんなッ……チン○も一緒にしたら……力入っちまう……ッ」 「……だな。指動かせねぇよ」 「動かしてんじゃんッ! ひゃッ……ちょっ……♡ いッ……あぁぁッ!?」  な、なんだ……ッ!? 何なんだ、今の……ッ!?  肩をジュッと吸われた気配がして無意識に腰を振ると、いったん引き下がろうとした迅の中指さんが俺の何かを強く刺激した。 「ここか」 「なにッ? 今のなにッ!?」 「ここかぁ……」 「どこッ!? ここってナニ!? なぁ迅! おしえ……ンにゃぁッッ♡」  ビリビリッと全身をかけめぐった、何か。  俺の穴の中のどこかに、この電流発生装置があるなら教えといてくれよ……ッ!  怖い。めちゃめちゃ怖い……ッ。  立ってらんねぇ。一気に力が入んなくなって、壁に添えた握り拳が開いたり閉じたり落ち着かなくなった。  俺がビリビリしてんのが面白えのか、迅の指がもっと調子に乗ってる。  「ここ? ここだな?」って、指で装置を探り当ててイケボでグイグイ攻めてくんの、ガチでやめろ……! 「やめッ……迅、マジでそこばっか、やめて……くれッ……! チン○おかしくなる……ッ!」 「そんな気持ちいいの?」  これが気持ちいいのかって聞かれると、ぶっちゃけよく分かんねぇよ……ッ。  でもな、言うのは恥ずかしいけど、もにもに揉まれてたチン○がギンギンになって、電流が体に走る度に何かが出てんだよ。  やめろってガチ泣きしそうな俺の言葉の抵抗が、迅には悪魔的微笑みに変わるなら言っても無駄だと思うがな……!  穴を拓かれて、中でナニかを発掘された俺は成す術がゼロ。  下半身の感覚がおかしくなってんだ。  イってねぇのに、チン○の先っぽから液体発射してるだなんて、恥ずかしくて恥ずかしくて振り向けねぇ……ッ。 「雷にゃん、腰揺らすと自滅するぞ」 「や……ッ♡ そ、それを早く、言え!」 「てか震えてんのか。マジでここ、イイんだな?」 「い、イイってか……ッ、ふ、あぁぁ♡ あんッ♡」 「可愛い声出すなよ。挿れたくなんだろ」 「やら……ッ、じゃ、ゆび……抜けよぉッ……!」 「なんで?」  エッチモードの迅さんってマジで意地悪ですよねー!  ずっと入れっぱなしの中指を、ぐにゅぐにゅ出し入れしてはナニかを刺激されて、小鹿並みに震えてる俺はもう……目も開けらんなくなりましたがねぇ!?  なんで?って。分かってるくせにイケボで無垢を気取るなッ。  俺はなぁ、俺はなぁ……! 「なんかずっと、出てるんだよぉぉッ! チン○おかしく、なった……ッ! ひぁッ♡ ぁン……ッ♡ ちょっ、マジで迅、とめて……! とめてくれ……ッ」 「漏らしてるって事?」 「ち、違ッ……」 「我慢してたのか?」 「えぇッ!? あッ♡ ちが、う……! そうじゃな、……ひぃンッ♡」 「我慢はよくねぇって。出せよ、全部。雷にゃんの発射はめちゃめちゃ興奮すっから、遠慮するな」 「はぃぃッッ!?」  おかしい……ッ! コイツおかしいぞ……!  俺のチン○から出てるナニかがいっぱい出続けてんのは、お前が中をくにくに押してくるからで、それはカウパーだと信じたいんだけど!  ぐにゅぐにゅと出し入れを止めてくんないとこを見ると、もしかしてまた俺……発射してるとこ見られんの……ッ?  ためらいなくお尻舐めたりアレ発射で興奮するとか爆弾発言したり、迅はもしかして……やっぱそういう趣味があんじゃねぇの……ッ!?  童貞処女な俺じゃ、そんな特殊な性癖を持った迅に付き合いきれるか……今さら不安になってきた。  ぴ、ぴぇぇん……!

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