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第2話 ぬりぬり
改めて佐藤を観察する。
日焼けが黒すぎで分かりにくいけれど、彫りが深く整った顔立ちをしているが、ボサっとした天パの髪と、無精髭のせいで目立たない。
最近、僕の成人式いつなんだという話をしたときに俺の20年前はという発言があり年齢が発覚した。
思ったより若かった。
ベッドの下からローションを取り出した。
念の為首輪を装着した。
佐藤を仰向けに変える。
190センチの巨体が重い。
佐藤は基本蹴っても起きない。
現場では皆、昼に路上で寝てるらしい。本当に逞しい。僕には絶対に無理だ。
「……」
そっと前をくつろげる。
佐藤のくせにショッキングピンクの若者っぽいブリーフだ。
よいしょ、よいしょとブリーフもずらす。
モジャ毛の下には巨根が現れる。
完全に負けている。
「よし、失礼します」
ローションの蓋をくるくると回してとった。
手のひらにトロトロっと出す。思ったよりもトロミがある。
両手になじませて佐藤の佐藤を左手で持った。
うっかりすると滑りそう。塗りにくい。
左手の手のひらに佐藤のペニスを乗せる。
右手でペニスの腹側を根本から先まで撫でてローションを塗布する。
ナデナデ
ヌリヌリ
クチュクチュ
「…ん…っ」
佐藤の口から吐息と共に声が漏れる。
ペニスがむくむく大きく勃起してきた。
なんという凶器。
何だかとっても楽しくなってきた!
僕は、調子にのってローションのボトルをもう一度手にした。
ペニスのてっぺんから、ホットケーキにメイプルシロップをかけるようにたらした。
気分はイケメン料理人である。
「……うぅっ」
佐藤が唸る。
おっ起きるかなぁ
セーフ セーフ セーフ
まだ大丈夫。
よし、ステップ2 擦ってみよう。
トロットロのペニスを優しくゆっくり皮をずらすように上下する。
「…うぅ…ん……くっ…」
更にペニスが育つ。
面白い!
ゆっくり
やさしく
こしゅこしゅ
「っう…あぁ……んく…」
ペニスから先走りが出て、独特の匂いがしてくる。
仕事柄、あっちもこっちも傷だらけなのに、ここはすべすべ。
「…っ…ぅ」
気持ちいい表情が大人の色気に溢れている。
どうしよう、凄くドキドキする。
この大きな胸に飛び込みたい!
キスしたい。
今まで運命の番でありながら、まさかのプラトニックな関係に、童貞処女な僕は、不満をいだきながらも、自分からは何も出来ず、こじらせていた。
なんだかんだ好きなのである
もう辛抱堪らない!!
僕は、佐藤の胸に飛び込んだ。
「うがっ!」
僕の体に佐藤のペニスが潰された。
でも僕は、お構いなく彼の首に腕を巻き付け、胸板を堪能する。
「おい??なんだどうした??って俺もどうした??」
驚きながらも僕を抱きしめ返す佐藤。
不味い、キュンキュンする。
ちょっと勃ってきた。
「なんだ?あれか?ヒートか?」
佐藤が混乱している。
まぁ、今はとりあえずヒートという事で良いか。
僕は、彼の顔を見て目を瞑った。
佐藤の手が僕の後頭部を支え、キスをされた。
ジョリっと無精髭が当たる。
「…んぁ……ふぅ」
「いいのか?俺が相手で?」
口を塞がれたまま、うんうんと頷いた。
「ちくしょう。人が我慢して成人くらい待ってやろうと思ったのによ。可愛すぎだろ…止められる気がしねぇ」
「……して。佐藤」
僕が言うと、一瞬で上下をひっくり返された。
パーカーをめくられ、乳首を舐められる。
乳輪も粒も大きな舌で舐め回され、コリコリと凝った。
切ないような快感が広がり、つい逃げ出したくなる。
「…あっ…あぁ…佐藤…やぁ」
僕の乳首が吸われながら、佐藤の舌と歯で転がされる。
「あっ、痛っ…やぁ…あっ」
痛気持ちいい。
そして、もう一方の乳首がヌルヌルの指で捏ね回された。
これってローション!?
「うっあっ!やあ…気持ちいい…あぁ…ん」
ローションのヌルヌルの威力がヤバイ
乳首ってこんなに気持ちいいの!?
「これでチンコ擦ってやるよ。俺のみたいにな」
「だめっ!そこは…」
こんなに気持ちいいのペニスにされたら、困る!
だめっ!
佐藤が乳首を開放してズボンを脱がし、ローションを僕のペニスの上に垂らした。
「ひゃあっ」
半分立ち上がっていた亀頭にローションが容赦なく注がれ、電流が走る。
「やっああっん」
まだ触られて無いのに…。
ペニスがムクムクと反り返っていく。
気持ちいい。
早く触ってほしい!
擦ってほしい!
「あっ、佐藤!んん…はぁ…ん」
僕のペニスが期待に震えている。
しかし佐藤は僕の竿には触れなかった。
「あぁー、ローションが玉からラグについちまいそうだ」
そういって、僕の睾丸を手のひらに乗せる。
ベチャベチャな手で優しく揉まれる。
「あっ…ああ……だめっ…違うよ……ああ」
気持ちいいけど、もっと高まるけど、そこじゃない!
「お前はどこも綺麗だな」
玉からてを離し、濡れた手で内太ももを撫でられる。
ゾクゾクと快感が走る。
「うあぁ……佐藤…ちがっ…あっ」
佐藤が、フッと笑って僕のペニスの根の周りを舐めはじめた。
「あっ!やぁあ!違うっ…ああ」
竿には触れずに、僕の少しだけ生えている毛を巻き込みながら。
レロレロとペニスの周りを舐められて、期待と不満でペニスがダラダラと先走りを流す。
「佐藤!やだ!あぁあ!いじわるぅ!」
大量に塗られたローションも混ざり、僕の股間はぐしょぐしょだ。
擦って!
もうペニスを擦って!
「お願いしてみろよ」
「あうっ……佐藤…お願い!擦って!僕のペニス擦って!」
限界だった僕はプライドを捨てて叫んだ。
佐藤の口が僕のペニスに向かう。
「あ…ぅ…」
僕は期待で、腰を上げペニスを近づけた。
僕のペニスが佐藤の口に包まれた。
温かい……
「んあぁぁ」
彼の舌が動いて僕の裏筋が舌でペチョペチョ舐められた。
「ああっん…あっ…きもちいいよぉ」
腰が抜けそう。
ローションと先走りと唾液でぐしょぐしょだから、普段自分で慰めるより百倍感じる。
蕩けそう…
「さとう…きもちいぃ…あん…ん…ああああ!」
佐藤の舌が僕のペニスに巻き付き、ピストンし始めた。
突然の強い快楽に叫んでしまう。
じゅぶじゅぶ
いやらしい音が響く。
「ひゃああ!やだぁっ!怖い!いいよぉ!!気持ちよすぎて怖いよ!!」
身悶えするほどの快楽に涙がでる。
「千歳、俺も、一緒に……」
佐藤が僕の足を一纏めにして持ち上げ、足の間からパンパンに膨れた巨根を差し込んできた。
佐藤のペニスが僕のものに触れる。
「動くぞ…」
佐藤が腰を僕のおしりにパンパンぶつけてくる。
じゅぶじゅぶと、僕と佐藤のペニスが擦れ合う。
「あああ!!さとっ…ああぅ…んん!」
「っくぁ!んっ…くそっ…あっ…うぅ…気持ちいいぜ……千歳!」
佐藤の腰が止まらない。
容赦なく打ち付けてくる。
ペニスが一杯擦れて気持ちいい!
歯を食いしばって感じている佐藤が堪らない。
「やぁあ…うぅ…あぁ…いいよぉ…出ちゃう…ああ…いい…」
「っくそ!俺もいいぜっ…あぁ…うっ…あっ…くっ…」
「だめぇ…あぁ…いくぅ!ああぁ!逝っちゃう!んん!!」
僕のペニスが硬直して精液をびゅるびゅる吐き出す。
「千歳っ!!俺もっ……うっ…くっ…んんぅ!!」
佐藤の性器が精液を吹いた。
僕の顔や体に飛び散る。
「…ふっ…ぅ…」
「……はぁ……はぁ……千歳…」
佐藤が僕の足を下ろし、僕を抱きしめた。
「一緒になろう」
「えっ?」
「結婚して、番になろう」
けっ結婚!?
いや番には、そのうちされるのではと思ったけど…先に結婚…。
なんというか、大切にされている感じが堪らない。
想像してたαとは違うけど…。
悪くない。
「うん」
喜んで。
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