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第126話

「琉!」 「天。理苑。久しぶり」 「…そらさんと多岐川さんは?」 「…今日は…ここには来ない」 「…俺たちのこと話したのか?」 「あぁ。どうせすぐにわかることだからな」 そらさんや多岐川さんが否定的なのは何となく察していた。天じゃなければきっと受け入れられたのかもしれない。 けど相手がそらさんが愛する琉の血を分けた兄弟となると話は別だろう 「…そうか…」 重たい沈黙のまま場所を移動した。俺達の住む場所へ招く 「えっと…琉。元気してた?」 「相変わらずだよ。それより…よかったぁ」 琉が天と同じ顔で笑った。再会して初めての琉の笑顔だった 「うん!もう大丈夫そうだね!…二人とも顔色いいし体重も戻ったのかな?安心した…よかったぁ。」 「じゃあ…」 「うん。俺は君たちを認めるよ。その代わり…これから先一緒に笑っていてね。いつか別れが来たとしても苦しい別れじゃ…」 「別れる気ないけど?」 「琉は…別れて欲しいんだ…」 「そういう意味じゃ…」 「…琉。本音は?」 「…俺は…」

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