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第12話「本気じゃないくせに」、今の季節にぴったりなBL作品を1ツイート以内で創作

庭の木に紅い葉が一枚。今にも落ちそうだ。 「亮、あの葉が落ちたら、俺たち別れよう」 北風より冷たい声に見上げれば、海斗の真剣な表情があった。 「本気?」 「俺が側にいると亮の夢を潰すことになる。だから…」 「海斗の莫迦!」 僕は、糸と接着剤を持って外に飛び出した。 葉は絶対落とさない。

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