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2話
……何故に図書委員?
ここは地元でも有名なあほ男子校
入学して数ヶ月、だいたい学校に慣れてきた頃にたまたま休んだ日に限って決められた委員会
委員会自体人数に限りがあって、やりたくない人はやらなくていいらしくて……
つまり立候補以外は欠席者達がやらなければいけなくなると言う事だった
やらかした。そんな事ならサボるんじゃなかった
でも、図書委員とか超楽なんじゃないか??
やりたがる奴がいない面倒臭そうな風紀委員とか美化委員とか絶対やる奴なんかいないと思うのに
手渡されたプリントをぼーっと眺めていると、もう1人の図書委員に声を掛けられた
「あ、因みに図書委員は交代で週1で18時まで図書室居なきゃいけないから。君は毎週金曜日ね」
えっ……えええええええ……
ってか金曜日バイトなんだけど!?花金なんだけど!?
「じゃあそう言う事なので。今度の委員会で詳しい説明があるからちゃんと来なよ」
そう言うとそいつは自分の席へ戻って行った
廊下側の席でいつも本読んでる大人しそうなクラスメイト
初めて喋ったかも……あ、喋ってたのは向こうだけか
ってかバイトどうしよう!17時からだから絶対間に合わないしっ!
運がいいのか悪いのかシフト出す前で良かった……
委員会、一応ちゃんとやらなきゃマズいよな
はぁ、取り敢えず来週の金曜日は代わってもらわなきゃ
だるっ
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