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第5話
学校が終わって、住んでいるアパートに帰って来た
親元を離れてのんびりと1人暮らし
母親の再婚相手とお互いに合わなくて、1人暮らしがしたいって言ったらあっさり承諾してくれたんだ
まぁ向こうからしたら俺みたいな邪魔者が居なくなるから都合がいいんだろう
一応生活費は幾らか毎月振り込んでくれてるし俺的には言う事なし
『はあ、今日はバイト休みだしそろそろ洗濯しなきゃなー……』
山積みになった衣類と周辺に脱ぎ散らかされた服達を眺めた
1人暮らしは自由でいいんだけど家事がマジで面倒臭い
親のありがたみがわかるって聞くけど本当にそれはやってみて痛感した
新しい男が出来てからそっちばっかりの母親だったけど洗濯だけはしてくれていた
多分ついでにって感じだろうけどね
この間洗濯した時は真っ白だったTシャツがまだら模様になっていた
でもそんな事も忘れて俺はまた全部洗濯機にぶち込む
洗えりゃそれで良し!
『部屋の片付け……いいや、面倒臭いし』
部屋の片隅に散乱した物を押し除け座るスペースを確保した
綺麗な部屋と呼べる物とは程遠いけどこの散らかった部屋が俺の居場所
テレビとかで見るゴミ屋敷にさえならなかったら大丈夫だろ
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