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第129話

「お風呂ありがとう」 朔夜が俺んちの風呂から上がって来た 『狭かったでしょ?朔夜んちで風呂入ってからこっちに来ても良かったのに』 「たまにはいいじゃない」 『ところでさ、何で使ってない歯ブラシ持って来てって言ったの?』 「それは風呂場に行けば分かるよ」 『?』 そう言われて風呂場に行って見ると、俺んちの風呂がピッカピカになっていた 確かに最近掃除がかなり疎かだったけど ……だから出てくるのが遅かったのか 朔夜は歩くルンバだ 「憂も入って来なよ」 『ん、ありがとう』 汚れたままの風呂を先に使わせてしまって本当に申し訳ない。ってか恥ずかしっ これも今更だけど やはり俺んちは狭い 人が1人増えただけで窮屈に感じる 「あ!ダメだってば!コタツ布団なんかいらないよ」 『いやいやシングルに男2人はマジ狭過ぎるって!』 「大丈夫だよ」 『寝苦しくて寝た気にならないって』 「本当どうでもいい所は頑固なんだから」 シングル布団の隣にコタツ布団を無理矢理敷いて先に寝転んでやった 「何かこうしてると付き合う前の頃を思い出すね」 突然朔夜が言い出した 『まぁ……うん』 あの頃はあつかましい先輩だなって思ってたけど …… 『本当寝る為だけに泊まりに来たね』 「それだけでも憂と一緒に居られるんだから俺は嬉しいよ」 『……』 「あっまた赤くなってる」 『見るな!』 ゲーセンでゲットしたあっちの森クッションに顔を埋めた 「電気消す?」 『ん、豆電にして』 「わかった」 ピッと音と共に部屋の中が薄暗くなった 「…………憂?」 『ん、何?』 「やっぱこっち来なよ」 『……やだ』 「寂しいな、あー寂しい。寂しい寂しい寂しーいさむーい」 うるさ 『……本当変な事しない?』 「しないよ」 『ふーん』 仕方ないな…… そう思い、コロコロと朔夜の隣まで転がって行った 「何それっ何かめっちゃ可愛かったんだけど」 『はい来た!おやすみっ』 背中を向け寝る姿勢をとり目を閉じた 「……おやすみ」 すると後ろからぎゅっと抱き締められ抱き枕にされたんだ 『あの……』 「ん?」 『えっと、当たってる』 「何が?」 『言わせないで』 さっきから俺の腰下らへんに何か硬い…… 『!!』 朔夜の手が俺の太ももに伸びて来た 『ちょっ変な事しないって……!』 「ん?俺は変な事だなんて思ってないもん」 『朔夜!』 「壁薄いんでしょ?」 『…………っ』 「憂だって硬いくせに」 『それは朔夜が触るからっ……っ』 服の中に手を入れられて直接刺激された 『待っ……ヤバいって……』 「大丈夫」 『大丈夫じゃないってば!』 「好き」 『んっ……』 朔夜の行動はどんどんエスカレートして行き、いつの間にか服は脱がされもう止められない所まで来てしまっていた 『何の準備も……っ』 「準備?それなら持って来てるから大丈夫」 『なっ!!んっ』 「……いい?」 『き、聞かないで……っ』 「わかったよ」 「ゆっくりなのもいいね」 『はっあっっ……っ』 「大丈夫、明日の為に今日は激しくしないから」 『うっ』 前とは違いゆっくりとした動きが逆にはっきりと朔夜を感じてまた体が熱くなった ヤバっ…っ 「声聞けない代わりに顔見せて」 『やっ……っ』 全身がぞくぞくして頭の中が真っ白になってしまう ダメだ……き、気持ちいい 結局やらかしてしまった この間したばっかりなのに…… .

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