「おーすっ！幹人おはよー！」 「ん、ああ、おはよ 朝から元気だな」 「いや、幹人テンション低っ！ オレたち今日から三年になるから最後のクラス替えでみんなテンション高くなってんのに なんでそんなテンション低いんだよー オレ幹人と同じクラスになりてー」 「お前だけだろ…クラスは別にどこでも…」 「あ、幹人くんおはよー」 「幹人おはー」「おっはよー！」「おは」 朝から友達に声をかけられ挨拶していく 朝から周りは騒々しい 「クラス替え発表されてんじゃん えーと…あー！オレニ組で幹人三組じゃん 離れちまった」 「ははっ、残念 じゃ、俺、自分のクラス行くわ また部活で」 「おう！また部活でー」 朝からうるさい友人と別れ教室に入る 「あっ、幹人じゃん！ いえーい、同クラよろー！」 「おー、幹人二年連続クラス同じじゃん」 「オレ三年連続ー、部活も一緒ー」 「はよー、よろ」 「ひゅー！いつも通りクールだな」 どこにいっても周りの奴らは騒々しい 俺の机は…とあたりを見回す 「ん？あ、幹人座席表なら前に張り出されてるぜ 最初は名字順だからな、えーっと …幹人はあの席だな」 「ん、サンキュ」 自分の席へと行く 俺の後ろの席にはもうすでに人が座って読書している …誰だこいつ？ 一、二年の時同じクラスのやつではなかったはず とりあえず挨拶しとくか 「よっ、おはよ」 「う、うえっ？あ、おはよ！」 挨拶しただけですごく驚いてる …なんかこいつ右頬赤くね？殴られたあとのように見える 「…なぁ、お前右頬赤くね？大丈夫？」 「え、あ、うん大丈夫 …虫歯で腫れてるだけだから えっとぼくは町田かなた、よろしく！ …えっと君は？」 「ん？ああ、（こいつ嘘下手すぎねぇか？） 俺は前園幹人（まえぞの　みきと） 一年間よろしく」 こいつとはキャラも違うし関わることないだろうな それが俺とかなたの出会いだった