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校長への報告

屋上で透 (勝手に呼び捨て)と 話してから 半月程経った。 その間にも 沢山色んな 話しをしました。 半月経って 私はやっと、 校長に 話す気になったのです。 しかし、運悪く その日は、校長が 不在だったから 仕方なく次の日に もぉ一度校長室に 行く事とになりました。 ー次の日ー コンコン 「誰かね?」 「二年一組の副担任の 九重龍也です」 緊張します。 「クラスで問題でも?」 そう思いますよね。 「いえ…… 個人的な事なのですが 話だけでも聞いて いただけないでしょうか」 「入りなさい」 「失礼します」 静かにドアの 開閉をした。 「それで、 個人的な事とは何かね?」 これまでのことを 話し始めました。 「一昨年、赴任して 来た時からずっと 岩滝先生に 嫌がらせを されてまして…… 今年は一昨年や去年より 悪質になって来たので 校長先生に ご相談したく 此処に来ました」 「嫌がらせとは どんな事を?」 「私物が無くなって 居たり、変な手紙が 入っていたり……」 「それでは、岩滝くんが 犯人だとは分からんだろ」 私は透にした説明を 校長先生にもしました。 「はい、しかし、 先程も 申し上げた通り、 今年になって 段々質の悪い ものになって来たのです。 彼は私を 体育教官室に 呼び出しました」 やっぱり、人に 話すのは 少々抵抗がありますね…… 「そこで…… 岩滝先生に 強姦紛いな事を されそうに なったんです…… そして、彼は 言ったんです。 お前の事は 何時でも見てる。 逃げられると思うなと…… 今までの数々の 嫌がらせは 彼何だと 確証を持ったんです」 「実は、変な手紙には 写真も一緒に 入ってた事もあったんです」 思い出すのは 嫌でしたが そうも言ってられません。 「着替え中のものから 寝顔のものまで 撮れないはずの 写真まで入ってたんです」 あれは一体、 何時撮ったんでしょか? 「私は、学校で 居眠りした事は 一度もありません。 校長先生、お願いします 岩滝先生を 解雇して下さい……」 私の声は語尾が 小さくなって しまいました。 「その手紙や 写真はまだ持って 居るのかね?」 「は……い」 「捨てて しまおうとも 思ったのですが 内容が内容だけに 中々捨て られずに居ます」 「明日、その手紙と 写真を持って また此処に来てくれ」 仕方ないですよね…… 「分かりました。 失礼します」 校長室を出ると 壁によっ掛かってる 透が居ました。 「龍也!! どぉだった?」 「明日また 来て欲しいそぉです」 待っててくれたんですね。 「そぉか」 透が私の事を 呼び捨てにして 居ましたが 敢えて、何も 言いませんでした。 透なら良いと 思ったんです。 ですから、私も 呼び捨てにする事に しましょう♪ 親近感も持てますしね。 「それより、透 今は授業中の はずですが?」 「龍也が心配で 授業なんて 入って来ないし うちのクラス自習だし」 「ちなみに教科は?」 気になったのは 今の授業な何なのかです。 「世界史……」 「はぁ~」 今日と明日は 見逃しましょう」 因みに 明日の教科は?」 「体育……岩滝の……」 「そぉですか……」 それならいいでしょう。 「明日も、此処で 待ってて下さいね?」 「言われなくても そのつもりだし あいつの体育なんて 元から出る気ないし、 龍也が心配だからな」 「有難うございます」

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