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②
「なぁなぁ、どんな子だよ?可愛い系?それとも綺麗系?
佐和教えろよ~、あっ!だったら今日飲みに行かね?」
「は?突然も突然だなっ、それより武藤っ。
口より手動かせって、こんな所見られたら…」
ドヤされるぞ!
と、言おうとした矢先
「お前ら仕事中になにくっちゃべってるんだぁああ!!」
鬼の咆哮が響き渡った
「佐和、武藤……お前らいい度胸してんな?ぁあ?飲みに行く……だと?」
後ろをゆっくり振り向けば仁王立ちの鬼課長こと荒木課長がいて
ギラリッと鋭く睨むその眼光は人を恐怖のどん底へと誘い、骨の髄まで震え上がらせる
(こ、怖ぇええええ!)
異様な恐怖が部屋全体を包み込みそれが周りに伝染していくかのよう
冷や汗が背中をハンパなく流れ、その雰囲気に耐えられなかった俺が謝ろうとした瞬間…
「荒木課長ッ、良いところに!今ですね佐和と話しをしてたんです。
今度の営業先を居酒屋中心に移してみないかって」
「なに?」
武藤が口を開いていた
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