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初めてのお稽古編『第38話*』

「あ、そうだ」  市川が思いついたように、くるりと夏樹の身体を反転させた。  急に正面を向かされて何かと思っていると、両腕を取られ、持って来たハンドタオルで手首を括られてしまった。それを蛇口の管に縛り付けられ、両手ごと拘束されてしまう。 「ちょっ……何するんですか!」 「いやね、せっかく風呂にいるんだから周りの道具使わないと損かなって」  ニヤリと笑いながらシャワーヘッドを取る市川。そしてややぬるめのお湯を出すと、夏樹の股間に当ててきた。 「ひゃあっ! あっ、あっ! やめて先生、いやぁっ!」 「どうだ? 結構気持ちいいだろ。風呂場じゃないとこういうことできないからなー」 「そ、な……んんっ! だめ、お願いやめ……あぁん!」  敏感なところを水で刺激され、びくんと腰が跳ねる。ちょうどいい水圧でひっきりなしに当てられて、それだけで軽くイきそうになった。  必死に身体をよじって快感を散らそうとするも、両腕を拘束されている上、尻に市川の巨根が刺さっているので、身動きすることもままならない。 「うう、んっ……! せんせ、だめ……もっと弱くし……はあぁん!」 「ははは。夏樹、めちゃくちゃ感じてるだろ。中がきゅうきゅう締め付けてくるぞ」 「ふあぁっ! ああ、だめ……ホントだめ、イく……!」  きゅっと眉根を寄せ、唇を噛み締めて必死に我慢する。さすがに、股間にお湯をかけられただけで達してしまうのは節操がなさすぎだと思った。  すると市川はニヤリと笑い、お湯を止めると、細い腰を掴んで思いっきり中を突き上げてきた。 「あぁっ!」  繊細な内部をゴリッと抉られ、夏樹は顎を跳ね上げて喘いだ。太ももや下腹部がぶるぶる震え、揺さぶられた衝撃で勃起した陰茎もぶるんと揺れる。快感のあまり無意識に腰をくねらせ、大きく開かされた脚を市川の腰に絡めた。

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