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「どーしよ」※

   散々、乱されて。イかされて。  はあ、と息を吐いて整えようとしたら、深くキスされて、また息ができない。 「……ふ……んン……っ」  ああもー……ゾクゾク、する。 「……ん……っ……」  舌、深く絡む。 「――――……あつ……すぎ……」  眉を顰めて言うと、啓介はクス、と笑った。 「――――……なめて、雅己」 「……ん……? ……ん、む……」  指、口に入れられて。  指で、舌、愛撫されて。  あんまり、させられた事のない行為に、戸惑うけれど。  指で舌、挟まれたり、擦られたり。  ゾクゾクしながら、なめてしまうと。 「……エロいなー ……まさみ……」  指を抜かれて、出たままの舌を、啓介の舌に奪われた。 「んんっ……ん……っ」  ――――……気が遠くなる。   「……ん、ぅ……っ……!」  指が、中に、入ってくる。  そこにはもうローションが垂らされているし。  指舐めなくたって、いいじゃん、と心の中で思ってしまうけど。  ……指舐めるの気持ちいいなんて。  ……不思議。  お前にされる事って。なんでこんな、気持ちよく感じちゃうんだろ。 「――――……アっ……」  ぐちゅ、と音がして。  中、啓介の好きに弄られる。 「……んっぁ……っ ……ん……」 「……なんか、もう、すぐ入りそうやな……」 「――――……っ」 「今何本、お前ん中にいれてるか分かる?」 「……っ」  ぶるぶる。首を振って、啓介にしがみつく。 「……分かんない……」 「――――……わからんの?……3本やで?……」  ぐ、と力が入って、指で、開かれる感覚。 「……や、ぁ……っ……」  びくん、と顎が反って。  啓介が上からオレを、見つめてる。 「――――……は。かーわえぇ……」 「……っ……んん~……っ」  首筋に、舌が這わされて、激しく襲ってくるゾクゾクしたものと闘う。 「……っん、あ……っ……」  乳首、舌で刺激される。  もうそこから上ってくる感覚は、完全に、快感で。   「……んっ…… ん……!……や……」 「あー、もう――――……好き、雅己。 めっちゃ可愛ぇ」  指を抜かれた。 「堪忍、もう――――……限界」 「――――……っ……」  脚を抱えあげられて。ぐ、と突き入れられる。 「……ん、ぁ……!!」  突かれたそこで、啓介が一度止まる。 「……平気か?」 「……な、訳、ない……だろ……」  言うと、啓介が、クスっと笑う。  ゆっくり抜かれて、ゾワゾワした感覚に唇を噛みしめていると。 「噛むなや……」  舌が唇の上をなぞって。自然と開けた口にゆっくり、絡んできて。  それに応えようとした瞬間。  ズッ、と、一気に深く突き入れられた。  感じる所を擦りながら、深い所を、何度も突かれる。 「んっ……あっ――――……っ……」  キスしたままで、その間から止められない喘ぎが漏れて。 「……け……すけ……っ」  ぎゅ、と首に腕を回す。 「……どーしよ……きも……ちい……」  啓介を見上げて、ついつい漏れた言葉に、啓介が苦笑いを浮かべた。 「……は。 アホやなあ……お前」 「……?……」  頬に触れてそんな風に言った啓介に、ちゅ、と頬にキスされる。   「――――……オレをこれ以上煽んない方がええと思うんやけどな……」 「――――……っ……あっ……!」  急に激しくなる啓介に、腕がほどけて落ちて。  どうしようもなくて、シーツを握りしめる。

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