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男は容赦なくユキトの前立腺を弄る。
「やぁぁん!ぁぁっ、んぁぁ!」
ユキトはとめどない快楽と、根元を縛られてイケない苦しみに、涙を流し始めた。
「おいおい、ついに気持ち良すぎて泣いてんじゃねーか」
「んぁ、く…っ、泣いてなぃ…っ!」
「強がるなって。ほら、乳首もビンビンに立ち上がってるじゃねーか」
乳首をくりくりと弄られる。
「ぅあっ、やぁん、ぁぁ」
「ほら、そろそろ精液出したいだろ?言えよ、昨日みたいに」
3本の指で前立腺をしつこく擦る。
「やぁぁ!っんぁぁ!」
「ほら、言えって。楽になれるぜ?」
「…い、いやだ…ッ、んぁ、く、言わない…!」
「強情なガキだぜ。おらおら」
ゴリュゴリュゴリュ!
「んぁぁ!やだぁぁッ!」
ユキトはまた涙を流しながら空イキする。
「あーたまんねーコイツ。俺突っ込ませてもらうわ」
男は指を引き抜くと、自分の屹立を取り出した。
その固く勃ち上がったものを見て、ユキトは息を飲む。
「ほら、お前の嫌らしい孔に挿れてやるよ」
ユキトの後孔に陰茎を宛てがう。
「や‥っ、やだ!そんなの入らない…!」
ユキトは首を振りながら言う。
「昨日あれだけ触手を咥えこんだんだから入るさ」
ズブズブと少しずつ挿入されていく。
「やぁぁ…っ、いやだ…!いやだぁぁっ!」
ユキトは心が折れたように泣き叫んだ。
その時、ドゴォンという大きな爆発音と共に建物が地震のように大きく揺れた。
「うお…、な、なんだ」
男達が動揺し始める。
その隙をユキトは逃さなかった。
最後の力を振り絞って前の男の股間を踏み潰した。
「ぎゃぁぁ!」
蹲る前の男の首元に蹴りを与え、気絶させる。
「このガキ…」
後ろの男が飛びかかろうとしたのを躱し、体当たりをする。
「うぐぁ」
こちらにも蹴りを数発入れ、気絶させる。
「はぁはぁ…、っ、何があったかわからないけど、チャンスだ」
ユキトは力の入らない身体に鞭を入れ、男達のポケットから牢屋の鍵と手錠の鍵、それに上着を奪う。
ユキトの身体がすっぽり入る大きさの上着を羽織り、前のチャックをしめる。
裾はミニスカートくらいの長さで、走ったりジャンプをすれば剥き出しの中が見えてしまうが、そんな事に構っている暇はない。
そして、ユキトの性器の根元を縛っていた紐を解く。
イきたかったが、そんな事をしている場合ではない。
牢屋の鍵を開け、ボロボロの身体を奮い立たせながら、ユキトは脱走した。
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