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その後は、シャワーから上がり、髪を乾かしてもらい、一緒のベッドで寝た。 朝起きると、スザクさんの顔が目の前にあった。 朝の光がカーテンの隙間から入り込む。 スザクさんとの付き合いは長いけど、寝顔なんて初めて見た。 「ユキト、私の顔になにか付いているかい?」 眼を閉じたままスザクさんが言ったので驚いた。 「お、起きてたの?」 「そんなに熱っぽく見つめられたら、目が覚めてしまうよ。」 そう言うとスザクさんは大きな手で俺を抱き寄せた。 「…スザクさん…」 「何?ユキト。」 「俺さ、今まで"嬉しい"とか"楽しい"とか"幸せ"とかそういう感情よく分からなかったんだけど、今、"幸せ"だなって感じるよ。」 そう言った俺の体をスザクさんは強く抱き締めた。 前に一緒に観た映画に"ずっと一緒にいたい"ってセリフがあった。 こういう気持ちなんだ。 今、わかったよ、スザクさん。 END

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