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蜜のように甘い日曜日!?

夏の陣の結果には残念ながらこの作品は落選したのですが、たくさんの読者さんとの新たな出会いのきっかけになったものにもなりました。本当にありがとうございます。 ちなみにこの短編は、某所で作品がピックアップされたお礼をしようと千文字しばりで執筆したSSです。相変わらず和臣に戯れる恭介をお楽しみくださいね。 。.:*:・'゚☆。.(ノ ̄▽ ̄)ノはじまりはじまり~☆  寝ていた恭介の頬を容赦なくバチンとたたいた、隣で寝ている愛しい幼馴染み。  痛みを堪えて横目で和臣を見たら、うつぶせ寝のままふたたび右腕を振り上げてきた。慌てて手首を掴んでたたかれることを回避し、ふーっと安堵のため息をつく。 (職場の夢でも見ているのか? 拳で殴られなくて良かった……)  掴んでいる腕を元に戻してやり、肩口まで布団を被せた。 「ぅ……んっ」  ちょっとだけ眉根を寄せながら枕にすりりと顔を擦りつけ、気持ち良さそうに寝ている和臣のふっくらした頬を摘まんでみる。  ふにふにした弾力を指先に感じて、恭介の口角の端が自然と上がった。  昔と変わらないその弾力は、硬すぎず柔すぎずといった感触だ。試しに自分の頬を摘まんで確かめてみたら、硬いだけじゃなく肌の触り心地も違った。  和臣の頬の良さを堪能すべく、無限プチプチを楽しむ人のようにずーっと摘まんでいたら、目の前にある瞼がいきなり開いて自分を見る。ビックリついでに、摘まんでいた頬を引っ張り上げてしまった。 「あにしえるの、ひょうひゃん」(何してるの、恭ちゃん) (ひーっ! 触り心地が良かったから触っていたなんて言ったら、臣たんに絶対怒られる。どうやって回避すればいいんだ!?)  恭介の頭の中で某お笑い芸人が「ヤバいよヤバいよ」と走り回る中、和臣はしかめっ面をキープして摘ままれている頬の手を外した。 「罰として、僕が飽きたって言うまで抱いてよ」 「は?」 「できるの? できないの?」 (臣たんってば昨夜も散々抱き合っているというのに、こんな風に強請ってくるなんて、もしかして足りなかったのか? だけどなんて甘い罰なんだろう) 「勿論、喜んで罰を受けさせてください。お客様だけにこの身のすべてを捧げて、誠心誠意をモットーに尽くしていく所存でございます」 「ふふっ、早く早く!」  両腕を伸ばした和臣を攫うように抱きしめた恭介。蜜のように甘い日曜日を過ごすことができましたとさ。   愛でたし愛でたし( *´艸`)

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