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第191話
「ここで何度も俺のを受けとめてくれましたよね。中で俺を温かく包みながら、ふちをキュっと締めてくれて……最高だった」
言葉にされると昨夜の自分の痴態を思い出してしまう。
かあっと顔を赤らめた俺のこめかみに何度も大賀が口づける。
「中が傷ついてないか確かめていい?」
そう問われた時、既に俺の屹立は完全に勃ちあがっていた。
大賀も同じ状態で、自分のズボンと下着を手早く脱ぐと、腰を揺らして先走りを俺の腹に塗り付けてくる。
こくりと頷くとジェルを指先に垂らし、大賀が再度俺に覆いかぶさる。
「あ……あっ…」
中を探られ、敏感になっている肌が粟立つ。
「痛くない?」
「ん、気持ちイイ」
素直に答えると、大賀が俺の頬を猫みたいにべろりと舐めた。
「良さそうだね。こっちも触ってないのに勃ってる」
もう一方の手で乳首をこねられ、中にいる大賀の指を締めつけてしまう。
「あっ、大賀、乳首ダメっ。触らないで。先っぽが痺れてるからっ、あんっ」
「そうなの?じゃあ触らないで、舐めてあげる」
大賀が充血してしこった乳首の先に唇を寄せる。
「ダメッ。ダメッ…ああっ、イク」
乳首を軽く噛んで引っ張られただけで、俺は白濁を少し漏らしてしまった。
荒い息を吐いている俺の首筋を大賀が何度も吸い上げる。
「唯希さんの肌、真っ白なのに、ここだけ粘膜みたいな色で本当に卑猥」
大賀が俺の腫れあがった乳輪を指先で何度もなぞる。
俺はそれだけの刺激でびくりと腰を揺らせた。
真っ白だと言われた俺の肌は昨夜大賀に散々吸われたり、噛まれたりしたせいでほとんどの場所に赤黒い痕が付いていた。
もちろん俺はその所有の証みたいなのが嫌ではなかった。
「中まだ柔らかいね。傷もついていないし、入れても大丈夫かな?」
大賀は濡れた四本の指を引き抜くと、俺をうつ伏せにした。
「この体勢のほうが楽かな」
ぽっかりと開いた蕾を大賀の目の前に差しだしているこの格好が恥ずかしくて、俺は腰を揺らした。
「もっ、いれて」
「唯希さんにおねだりされるのって最高の気分」
大賀は優しく俺の腰を撫で、掴むと慎重に押し入ってくる。
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