本編最新話までのネタバレ含みます。 【キャラ】 ※説明の後の（）に書かれているのはモデルの蜘蛛です。 蔵之介 　主人公の中学二年生。引っ越してきた小さな村で母親に売られ村を守るための生贄になった。毒親を持ち、いじめられた経験がある。 　生贄に食べられるのかと思っていたが、ビアンカとゼノスと暮らしていくうちに売られたこと等忘れ心が癒されていく。ビアンカの優しさにも惹かれ、子供を作ることになる。初めての出産を迎えたが…… ビアンカ（白い衣の男） 　蔵之介という生贄をかけた戦いにいどむ蜘蛛の世界の男。白い長い髪をもち、容姿は美しく、暗闇の中でも輝いて見える。年代アダルト 　蔵之介を子供の様に大事にするが、心の距離が近付くにつれ蔵之介が愛おしくてたまらなくなる。蔵之介がバードイートに襲われ、蔵之介の求める声もあり二人はつながりを持つことに。 （シックスアイドサンドスパイダー。別名シカリウス。約1.5センチ。ひと噛みで相手を死に至らしめる。砂漠に住み砂に隠れ上を通った獲物をかる。体は平たい） ゼノス 　蔵之介の世話役。白い蜘蛛。両親を早いうちに亡くし、いろんな家をたらいまわしにされ、人の家に対してトラウマがある。地下牢に閉じ込められている時にビアンカに助けられた。年代ジュブナイル ピー 　ビアンカの世話役。年代アダルト キーパー 　城の守護。名前ではない。年代アダルト 　ビアンカと蔵之介を守る専門のキーパーが一人いる。他にも複数人、普段は姿を 　消し見えることはできない。 海 　蔵之介のキーパー。過去に蔵之介に飼われていた。蔵之介が好き。蔵之介を家族の様に思っていて、蔵之介も家族のように感じている相手。年代アダルト （コバルトブルータランチュラ→アダルトになると♀がブルーで、♂は茶色。気性が荒い(初心者が飼うのには向かない)。多湿を好む。土に穴を堀り住む。毒は強くネズミは即死する） ヴィンター師 　ビアンカの師匠。ビアンカの紹介で海も弟子に持つことになる。バナナが好き。 巨体の男 　白い衣の男と同じく、生贄をかけた戦いに挑む。バードイ―ターのリーダー。体が大きく身長は2ｍを超える。肉体をつかさどる筋肉も人一倍大きい。年代アダルト （ルブロンオオツチグモ→子犬サイズ。腹部の毛を飛ばし攻撃する、皮膚につくと痒い。 性格は攻撃的。噛まれるとスズメバチに刺されたような痛みがあるが、毒は弱い。） 村田 　蔵之介が人間の世界に戻って、蔵之介を引き取った役所に勤める男。 蔵之介の母 　蔵之介を役所に連れていき、所長に売り飛ばした。蔵之介の存在を邪魔なものの様に思っている。 蔵之介の父 　蔵之介に無関心。仕事に忙しい人。 【用語】 スリング……幼児。生後から一回目の脱皮が終わるまでの期間。 ジュブナイル……子供（未成熟） アダルト……大人（性成熟済み） 性成熟……蜘蛛が大人のサイズになりスペルマウェブを作れるようになった状態。人間男性では精通を意味する。 交接……性行為。（本来の蜘蛛は交接時点で受精はされず、メスはオスから精子を受け取るのみ。卵のうを作り、そこに卵を産み、オスから受け取った精子で受精させる。） 卵のう……卵を産むための蜘蛛の糸で作った繭のようなもの スペルマウェブ（精子網）……オスの蜘蛛が精子を移精針に移すための糸の網。蜘蛛の糸を張り、そこに精子を出す。触肢の移精針にそこに出した精子を移し保管する。 バードイート……鳥を取り食べる蜘蛛。コウモリなども食べる。各種大きいタランチュラ