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潜入して麻薬の王に近付く後一歩の所で捕まってしまい…!?
俺はドクドクとうるさく鳴る心臓を抑える為、深く息を吸い、静かに吐いた。
(もうすぐ、もうすぐ、麻薬組織の王に会える…)
同僚が次々に麻薬に囚われ、おかしくなっていった。
この街は麻薬組織によって支配され、警察すらも手玉に取っていた。
「あひひひ…なぁ玉川ぁ…♡お前もこれ打てよ…きんもち良いぞぉおお♡特にちんぽが欲しくて欲しくて堪らねぇんだあ♡」
「!?先輩!!?」
「ほら玉川ぁ…♡」
「や、やめて下さい先輩!!」
職場で堂々と薬をキメる先輩、そして同僚達。
ある日から突然日常が壊れた。
麻薬組織を取りまとめる王がこの街に来たという噂が入ってきた日から、警察もダメになってしまったのだ。
まだほんの一部、まともな者は残っている。
だが上の方はもう全滅で、明らかに街中の至る所で麻薬の取引をしていても放っておけの一言。
街中の人々が気軽に麻薬を摂取し、それまで平常だった人も食物に知らずと混入された麻薬によりラリっていく。
街は薬物者によってレイプが横行、そのレイプされている者も薬物者、薬物者により交通事故多発、唯一頼れるはずの病院は患者に麻薬を注射して次々に麻薬中毒者を作り出す施設と化していた。
この街は……終わりなんだ……。
だから俺は単身銃を隠し持ち、この組織に潜入したのだ。
もう中毒者しかいない街では誰に麻薬を渡そうが一緒だ。
犯罪だろうがなんだろうが大元さえ無くしてしまえば他の街に被害が行く事も無くなる。
俺は自分の命を賭けて麻薬組織の王を討つつもりだった。
だから麻薬の取引だって見逃したし、信用を得る為に自分から麻薬を売ったりもした。
『一直線に並べ。褒美に薬をくれてやる』
だがまさか自分の部下にも薬を打つとは思わなかった。
平常だった者達は次々に麻薬を打たれて奇声をあげながら部屋から出ていく。
周りは王の取り巻きである幹部の魔族達に見張られていて動けない。
俺は覚悟を決めるしかなかった。
『お前はこっちに進め。王直々に薬を下さるそうだ』
「…!?は、はいっ!」
俺は歓喜した。
思わぬ所でチャンスが巡って来た。
だがどうして急に?
…いや、もうそんな事はどうでも良い。
もうすぐ、もうすぐ、王に会える。
そうしたらこの鉛弾を食らわせて終わりだ。
俺は殺されるだろう。だがこの国が終わるよりはよっぽど良い。
『部屋に入れ』
俺は重厚な扉の向こう側に足を踏み入れた。
『ようこそ、警察。』
俺は汗を流しながらニヤリと笑った。
「やっぱり知っていたのか」
王は一目で高級と分かる机に長い足を乗せ、俺を見て嗤っていた。
『警察の情報は筒抜けだ。勿論一人一人動向をチェックさせていた。
お前の同僚達もわざわざ出向いて来たから薬漬けにしてやったまでよ』
「クソ野郎…お前の目的はなんだ」
『全員そのつまらない質問をしてきたが…答えはこうだ。
“楽しいからやっている”』
「ッッ!!!」
俺は銃を取り出し、撃とうとした。
が、取り巻きの魔族に一瞬で弾かれ、床に叩きつけられた。
「がっ…!!」
『人間共を快楽に堕とし、その乱れ狂う様を眺めているのはとても面白い。
上の者共も俺にとってのはした金を渡すだけで組織の行動を見逃す…ははっは!』
「くそ、くそくそくそくそくそおおおっ!!!!!」
俺は拳を痛い位に握り締めた。ぶつっと切れても構わずに。
体は魔族に拘束され、怒りをぶつける先が自分の手しか無かった。
『おい、あれを』
『はっ』
別の魔族が俺の側にしゃがみ、腕の袖をめくった。
『一人じゃ寂しいだろう?お前にも同じ快楽を分けてやろう』
ぷつり、と音がしてそれが腕から注入された。
「あ"ッ…?」
視点が歪む。
頭がふわふわと浮いていく。
周りに白い光がぽつぽつ弾け、体が軽くなっていく。
『ハハハハッ!!俺の薬はどうだ?素晴らしい効き目だろう』
俺はふらふらと立ち上がった。
パチパチと綺麗な光が弾け、体が気持ち良い。
だが、それでも。
俺はコイツを殺さなければならない。
机に乗り上げ、手を伸ばす。
麻薬の王の首に。
俺はふにゃりと笑いながら首に爪を立てた。
『…くくっ』
首に指が食い込んでいるのに王は笑っていた。
俺もあははっと笑いながらどんどん手に力を込めていった。
『やめだ。コイツの服を剥いで薬物を抜け。コイツには“俺の体液”を注入する』
『はっ』
魔族が俺の服を全て剥ぎ取り、変わった注射を腕に刺した。
それを引くと透明な液が注射器に溜まり、俺はガクンと机に倒れ込んだ。
体が異常に重い。
いや、これが普通なのだ。
先程の羽みたいに軽く感じていた事の方が異常なのだ。
俺は体を無理やりお越し、王を睨み付けた。
『くくくくっ…この快楽にも負けずその反抗的な態度が続けられるか…楽しみだ』
王の背から黒い管のような物が伸び、俺の首に刺さる。
どくりと音がして熱い何かが体を一瞬で駆け巡り、俺は叫び声を上げていた。
『どうだ?“俺の体液”の味は。
安心して良いぞ、こっちには体をボロボロにする作用は無い。
ただ、俺の体が欲しくて欲しくて精神に異常は来すがな』
ああ、ああ、ああああ…。
体が熱い、熱い、熱い!!!
王がズボンを降ろし、ぬっとソレを取り出した。
太くて血管がバキバキに浮かんだぺニス。
『今、無性にコレが欲しいだろう…?』
ふるりと横に揺らされるソレ。
あああ、あああ…ああ…!!
目の前で揺れるそれにむしゃぶりつきたい。
異物を挿れた事の無い尻にそれをぶち込みたい。
「あ"…あ"あ"あ"…ッ」
欲しくて欲しくて堪らない。
体の芯が疼く。
尻が腰が太股が体がぶるぶると震え出す。
頭がおかしくなる…っ!!
『遠慮するな。今この時だけはお前のモノだ。』
目がぐるりと上を向く。
欲しい欲しい欲しい欲しい。
欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しいぃぃ…っっ!!!!!
『さあ。』
俺は
隠し持っていた別の銃で自分の足を撃ち抜いた。
「ぐっ…う…!!!」
『…馬鹿が。そのまま俺のぺニスに腰を振っていれば良かったものを。…おい』
『はっ』
俺は周りを威嚇するように銃を向ける。
『何をする気だ?若造』
「お前を殺せば、もう悲しむ人はいなくなるッ!!」
ガチッ!
「え?」
指に力が入らない…?な、なんで…。
「あ、うぅ…っ!」
ぶるぶると手が震え、銃を取り落としてしまう。
腕が、足がガクガクする。
体ががくんと床に落ちる。
『俺は”麻薬の王”であり、“病魔の王”よ。
空気中に即効性の脱力成分を散布する位訳はない』
魔族が俺を取り押さえ、床に押し付けた。
『くくく…俺の体液に飲まれず正面切って俺を殺そうとするとは。くくくくく…』
『この小僧どうされますか』
『決まっているだろう』
王はぺニスを赤黒くぎちりと怒張させた。
『ぶち犯す』
王がギラギラとした目で俺を射抜いた。
魔族が脱力しきった俺の体を王の元へ連れていく。
「い、やだ…!や、めろ…」
『俺のぺニスを味わって二度と他の事を考えられないようにしてやる』
ひくひくと疼く尻を王がむんずと掴んで割る。
穴がくぱりと開くのが分かる。
「い、やだ…あ…ッ!!!」
━ぐぽおおおおおッ♡♡♡♡♡
息が詰まる。
俺は王の首にすがって尻を震わせた。
『それが俺の体液と俺の肉体によるこの世で最も強い快楽だ』
気持ちいい。
気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいいぃぃぃっ…♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
「ぁ…♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
イくのが止まらない♡
気持ち良すぎて腹の中のぺニスの事しか考えられない♡
『くくくっ…イイ、だろう?』
「………ぁ…♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
俺ははくはくと口を動かし、涎をボタボタと垂れ流した。
王が腰を軽く揺するだけで強烈な絶頂が襲う。
意識を飛ばしては快感に呼び戻され、また快感によって意識を飛ばす。
体はガクガクが止まらず、完全に意識を失うまで絶頂し続けていた。
「…んぅ…っ」
目の前には知らない天井があった。
ここは?
俺は一体何を?
『目覚めたか』
全裸の知らない男が俺の側に来た。
俺の目の前にぷるんと揺れる大きな勃起ちんぽがある。
『欲しいか?』
「あ、う」
尻がきゅんきゅん疼いてはくはくと収縮を繰り返す。
俺はいつの間にか涎を垂らしてそれを見つめていた。
『欲しいなら俺に尻を振ってねだれ』
尻を振ってねだる?
俺はそれはいけない事だと思った。
「ダメ、それはダメ」
『欲しいんだろう?』
「欲しい。でもダメだ」
俺の返答を聞くと男は大笑いをした。
『今日もお前はダメだと答えるか。快楽に堕ちて尚』
「?今日も?」
『今日で丁度1ヶ月だ。お前を調教し始めてから』
俺は良く分からず首を捻った。
『強すぎる快楽のあまり記憶を失っているようだな。昨日の事も覚えていないのか』
「昨日?」
チリリッと頭に何か掠めた気がした。
良く思い出そうとすると、頭が痛くて……。
「…うぅぅ……分からない……」
『そうか。くくっ…分からないならお前は今日から俺のペットになれ。そうしたらコレを餌としてお前にやろう』
「ペット…?」
『コレが欲しいんだろう?』
目の前で左右に揺らされるキモチノイイそれ。
俺はそれに釘付けになっていた。
「欲しい…」
『ならペットになれ』
「ペット……」
それなら、良いのだろうか。
自分からねだるのはダメだと本能がストップを掛けている。
ペットに対してのストップは…掛からない。
「ペット、何するの…?」
『何も。ただ俺に可愛がられていれば良い』
「痛いことも何か強要する事も無い?」
『記憶を失っている癖に抜け目が無いヤツめ。言葉通りペットとして可愛がられるだけだ』
「そう。それなら良いよ」
俺は目の前のそれに手を伸ばした。
「もう、それくれるか?」
『くくくく…もう欲しいのか。始めからそう言えばくれてやるというのに』
「尻を振ってねだるのはダメ…というか嫌だ」
『ワガママなペットだ』
男は俺の体をベッドに押し倒し、はくはくと収縮する尻にそれを突っ込んだ。
「ふぁあああッ…♡♡♡」
俺は体を弓なりにして悦び、男の首に腕を回した。
『今日はやけに素直だな』
「ペット…だから…?」
『お前も分かっていないのか。面白いヤツだ』
男は俺にキスをして腰を沢山沢山振って俺を気持ち良くさせてくれた。
この上なく満たされる。
俺はこの男から与えられる快楽に魅了されていた。
【その後のお話や補足】
ペット化メリバ…?
毎日の快楽責めのあまり記憶の大部分を失ってしまった受けは麻薬の王のペットとなって首輪つけられて大人しく膝に座っています。
ペットって何したら良いのかと聞いたらとりあえず俺の膝に座って寄り掛かっていろと言われたので。
麻薬の王は受けの頭や体を撫でたり時折キスしたり普通に可愛がってる。
部下達はいつ記憶が戻るか少しハラハラしてる。王が楽しそうなので余計に。
通常、麻薬の王の体液を摂取させられた人間達は薬物が体内を巡り続け、常にぺニスが欲しくて堪らない体のまま。
受けは薬が抜けやすい体質。アルコールもワク(アルコールがぶ飲みしても平気な人をザルという。更にどんなに飲んでも酔わない平気な人をザルの網を外して支え部分のみを差してワクという)レベル。
毒素分解が早い為、依存せずにキョトンと平気そうにしていられる。
ただ、快楽責めされてぺニスが欲しいんだろほらほらされて恥ずかしさと屈辱のあまりぷっつんと突然記憶が消えてしまった模様。
『お前は俺の体液に依存せずキョトンとした顔をしている。時折効き目が悪い人間もいるが、お前は効いてもすぐに抜けるらしいな』
「ふぅん…」
『他人事みたいな反応をするな。お前の事だ』
「でも王のぺニスは欲しいよ?」
『それは肉体の快感であって薬物による物では無いだろう』
「そう?気持ちいいの欲しいな」
『ペットになってから突然快楽に積極的になったのはなんなんだ?』
「ペットだから…?」
『なんだそれは(笑)』
お菓子頂戴みたいなノリで王のぺニスを欲しがる受け。
王のぺニスを欲しがる者は快楽に狂って精神がおかしい者ばかりなので受けの反応に和んでしまう。
絆されて受けを本気で好きになる日も遠くはない。一度懐に入れると甘いタイプ。
ただ、受けの記憶が戻るリスクがあり、ある日突然記憶が戻った受けに敵を見るような目で見られ、表面上は不敵な笑みを浮かべるが内心めちゃくちゃショック受けてたり。
でも受けにも記憶を失っている間に可愛がられていた記憶はちゃんと残っているので、考え事したりぼんやりしていると気付いたら王の膝にごろんと寝転んでハッ!となって猫みたいに威嚇し出したり。
それを見て王がまたきゅーん♡と来てたら面白い。
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