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黒江はニタニタと薄気味悪い笑みを浮かべ、オレを見下ろしている。
「いいねぇ、紐パンからはみ出した陰茎と陰嚢がまた、たまらねぇ。腰を揺らして、誘ってるの? いやらしいなぁ、椿姫は。じゃあ、ご要望通り挿入しちゃおっかな」
腰を固定された。掲げられ、硬いものがオレの孔に当たった。
「いやあああああっ!!」
「貴様、何をしている! 椿姫から離れろ!」
思いきり拒絶する中、真城の声が聞こえた。気が付けば、彼は魔法で剣を生成し、黒江に攻撃を仕掛けていた。オレの腰が床に落とされる。
「……っふ」
「おっと。せっかくいいとこだったのに、もう戻ってきたのかよ。面白くねぇ。悔しいが、今の俺にはお前に勝てる魔力は持ち合わせていないし。ほら、返してやるよっ」
黒江は舌打ちすると、オレを真城に投げつけて二階の窓から姿を消した。
シンと静まりかえった教室で、熱くなった身体を引き寄せられる。
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