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第39話

「レオナさん、いい加減に起きてください!!朝練ッスよ」 数日ぶりに早朝起こされたレオナは一気に目が冷めた。 「……え?ラギー、オマエ」 「まさかサボる気じゃないっすよね、レオナさん」 数時間前、去っていったラギーはいつものようにレオナを叩き起こしていた。 「オマエ、俺を軽蔑したんじゃねぇのか」 「俺は少しでもそんな目で見たレオナさんに軽蔑したッスよ」 ラギーはレオナの下着を引き出しから取り出して、 「下着の棚はここッスよ!!ったく、レオナさんは俺がいないと駄目駄目なのは知ってたのにお世話しなくてすみませんっした」 「……下着の位置はわかりやすいところに置けよ」 「そんな性癖如きで俺の尊敬する人がコロコロ変わるほど俺は軽い男じゃないッス!!」

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