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撮影会(4)

そういった訳で… それぞれ1人ずつの撮影が始まった。 彼らは役者だった… まあ、酒盛りのおかげでテンション上がってるってのも手伝っているんだろうが… 「後ろ向いて…振り向いて目線ください」 「斜め上を見上げてください」 「寝っ転がって…片足立ててください」 「目瞑って…口開けてください」 ショウヤが色々と注文をつけていく。 淡々としているようで、その背中からは 相当テンション上がってるのが伝わってきた。 「カッコいいですねー」 思わず僕は呟いた。 「だろ?俺たちカッコいいのよ」 しれっとカイが言った。 「……」 とっても自覚あるんですね 「サエシルもいっときましょうか…」 「オッケー」 サエシル…? サエゾウとシルクがカメラの前に出た。 そして、まるで仲の良い恋人同士のように、イチャイチャし始めた。 カシャカシャカシャッ… 「サエシル画は女子ファンに目茶ウケるからねー」 ハルトが説明してくれた。 見つめあったり… 頬を擦り寄せたり… シルクがサエゾウの首元に口付け、サエゾウがうっとり目を閉じたり… キスしたり… 確かに、こーれは放っとけないな… 全部売れそうだ。 「じゃあ、そろそろカオルさん、いきますか」 「…は、はい…」 僕は缶ハイボールをもうひと口飲んでから… ドキドキしながら、カメラの前に立った。 カメラだけでなく… 固唾を呑んだ一同の視線が、僕に注がれた。 「目を瞑って…イメージしてください…」 ショウヤが、まるで催眠術師のように言った。 「カイさんのドラムが始まりました…」 「…」 「シルクさんのベースが入ってきました」 「…」 「そしてサエゾウさんのギターが被さってきました」 「……」 僕の頭に、さっきのリハの演奏が甦った。 「もうすぐ歌に入ります…準備はいいですか?」 「…」 「はい、目を開けて」 「…!」 僕は目を見開いた。 カシャカシャカシャッ… 「ほお〜良い顔だー」 「降りてきちゃった感じ…」 その後も催眠術師の言葉の誘導に乗せられ… 僕は色んなポーズをとらされた。 「座ってください」 カシャカシャッ… 「そのまま両手を前について…」 カシャカシャッ。 「四つん這いになって…こっち見てください」 カシャカシャカシャッ… 「寝っ転がってください」 カシャッ 「あの電球を掴むつもりで手を伸ばしてください」 カシャカシャカシャッ… 「両手を横に開いて…片足を上げて…」 カシャカシャ言わせながら、ショウヤがどんどん僕に近寄ってきた。 「目を閉じてください…」 カシャッ… 「カイさん」 「ん?」 「ちょっと来て…足、触ってあげてください」 えっ? 言われるがまま、カイがやってきて… 画面に入らないように、僕の太腿を指で撫でた。 「んんっ…あっ…」 カシャカシャッ… 「…良い顔、撮れました」 どんな顔求めてたんだよ、もうー 「んあっ…あ…」 と、太腿を撫でていたカイの手が… だんだんと上に上がってきた… 「そっか…はいてないのか…」 その手が、僕のモノに到達してしまった… 「…あっ…」 「待って、カイさん」 ショウヤがその手を止めた。 「どうせなら、ちゃんと姦りましょう…」 ちゃんと姦るって、なんですかっ 「じゃあ、乱入していーよね」 サエゾウが、待ってましたとばかりに僕に駆け寄り、 僕の身体を起こした。 「はい、立ってー」 僕は立ち上がらされた。 シルクは吸っていた煙草を揉み消して、 ハルトから黒いネクタイを受け取ってから、僕に近寄ってきた。 ショウヤは改めて… カメラをしっかり構えて言った。 「じゃあもう、お好きなようにお願いします」 ランダムっていう、 意味不明な時間の幕開けですね… まずはシルクが、 その黒ネクタイで、僕に目隠しをした。 「わおー良い画〜」 彼が僕の頭の後ろで、それを結んでいるうちに カイが僕の顔を両手で押さえて口付けてきた。 カシャカシャッ… 舌で僕の口をこじ開け…グイグイ入ってきた。 「…んん、」 結び終えたシルクは、いつぞやのように、僕の両手を、後ろ手で押さえた。 そうこうしてるうちに サエゾウは、僕の傍らに跪き… 僕の下半身に、いやらしく両手を巻き付けていた。 カシャカシャカシャッ… シルクは、片手で両手をしっかり押さえて… もう片方の手で、僕の乳首ら辺を弄った。 カイも、口付けながら… もう片方の乳首に指を這わせてきた。 結果、白い僕の身体に… いくつもの黒い手がザワザワと這い回る画になった。 カシャカシャッ… カシャッ 「んんん…」 サエゾウの手が… ワンピースの裾をたくし上げた。 そしてその手が…僕のモノに触れた。 「んああっ…」 その瞬間、喘ぎと共に、僕の膝がガクンと折れた。 僕はカイの口を離れ…その場に崩れ落ちてしまった。 「しっかり立って…」 カイは僕の肩を掴んで持ち上げた。 「シルク、押さえてて」 「はいはい…」 若干不服そうに、 シルクは僕の両腕をガッチリ羽交い締めにした。 そしてカイは、両手の指で丁寧に… メッシュから透けた僕の両乳首を探った。 「んん…あっ…あっ…」 僕はビクビクと震え…また膝が折れそうになったが シルクの両腕に抑えられていたので、 落ちることが出来なかった。 そうしてる間にも、 サエゾウは裾を完全にたくし上げ… 僕のモノを、横からペロペロと舌で突いた。 「あっ…あっ…」 カシャッ… そのシャッター音が鳴るたび… また僕の身体も、モノも…ビクビクと痙攣した。 羽交い締めに専念していたシルクが、 たまらず僕の首すじに吸い付いた。 カシャカシャッ… 「あああっ…」 もう我慢できなかった… シャッター音も含めての、全ての刺激が絡まって… 僕は早々に…イってしまった。 「…んっ…んん、ん…」 カシャカシャカシャカシャ…… 本日最長の、連写音が響いた…

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