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土日抱いて
ついに金曜日。
お尻の疼きが絶好調。
「土日抱いて」
朝からLINE送信。
ムラムラしすぎてトイレで出してしまいそう。
先週のことを思い出してムラムラ。
ハメ撮りした動画や写真、スマホに入ってる。
見たい。
我慢してる。
見たら即イキ。
係長と歩いてたら、ポケットに入れてたスマホが揺れた。
スマホ気になる。
返信、すごいヤラシイの来てるかも。
デスクで見たらまずいくらいエロいやつ。
即、勃起みたいなやつ。
濃いの。
濃厚なの。
来てそう。
きてるかも。
「お疲れーっす」
さりげなく言って速攻でトイレ。
個室に逃げ込む。
どきどき。
トイレでLINEチェック。
どういうこと。
返信来てない。
幻聴バイブ……。
既読すらついてない。
失望。
無駄に膨れあがった期待。
どうしてくれよう。
イライラが募る。
我慢できない。
動画フォルダ開く。
ぬちゃ、ぬちゃ、ヌチャ。
やらしい音が個室に響く。
慌ててイヤフォンつける。
「エッチだな。こんなになってる」
彼の声がする。
画像はブレブレだ。
「あっ、あ、あ」
僕の情けない声がする。
「んー、ん、ん」
彼の鼻息。耳元でペチャペチャ唾液。
マングリ返しの映像。
「やらしい。おまえのマ◯◯、すごい広がってる」
彼の指が、僕のアナルに出たり入ったりしてる。
「あ、アア」
僕の脚が痙攣する。
「指でイクとか。自分でもやってる?」
「やってない」
彼の指がねちっこくアナルをかき混ぜている。
「一人でしたらダメだよ。ちゃんと俺としないと」
「しない」
「一人でしたら、してあげないよ?」
「しないから」
「たくさん溜めておいて」
彼は精液フェチで、特に濃いのが好きらしい。
我慢しなくちゃ。
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