スタッフに呼ばれ、レコーディングルームに全員で向かった。 　ヘッドホンを付け、収録する順番について少しやり取りをする。 まず初めに、アルバムのメインになる曲を“Love Planet”から収録だ。 　自分のパートにマーカーで線を引く。 多分、みんなやっているんじゃないかな。 “Love Planet”は、アップテンポで“世界中の誰よりも、君は魅力的に見える”。 “でも素直に気持ちを伝えられない”そんな想い込められている、淡い男の子の恋心を歌った曲になっている。 　この２日間で、全て終わらせなければならない。 スタッフの熱がいつも以上にすごかった。 　「純斗くん、準備がオッケーなら早速録っていくけど……」 　「大丈夫です！　お願いします！」 　１フレーズを歌うたびにチェックが入る。 　CDに自分の声が収録されて、多くの人の耳に入る。 １stシングルをもらった時、震えた。 そして、今回初アルバム。 考えただけで、心が踊る。 早く多くの人に聞いてもらいたい。 　「はい、純斗くん一旦お昼休憩にしようか」 　イヤホンを通して、スタッフさんの声が流れてきた。 　時計を見ると、昼の１時を指していた。 次々と曲を収録していて、時計を見るタイミングがなかった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 待ってくれていた皆様、お待たせし過ぎましたよね。 また更新していきたいと思いますので、 何卒よろしくお願いします！！ 作者：紫苑れんな