13 / 17
第13話
「和己、くん。お願いが、あるんだけど」
「何だ? もうやめて、っていうのなら、できない相談だぞ」
「違うよ。せっかくだから、バックじゃなくって正上位で犯して」
けだもの和己くんの顔を見ながらだと、もっと感じると思うんだ。
「律ッ!」
こんな可愛いことを言うようになったなんて!
下手すりゃドン引き、最悪サヨナラの可能性まで考えた、ツンデレ嫁の荒療治。
これは、成功だ!
「そうだな。俺も律の顔が見たいよ」
「和己くん……」
けだものの俺の心に、甘い花が咲いた。
無理な姿勢はできないので、いったん律から引き抜いたが、和己のペニスはまだギンギンに勃ちあがっている。
それを見た律は、うっとりとした声を上げた。
「和己くん、凄い。逞しい……」
内心踊りだしたくなる和己だったが、そこはぐっと抑えた。
「こいつでまだまだ悦がらせてやるからな!」
けだもの、というより性犯罪者のようなセリフを吐いて、和己は再び律に打ち込んだ。
「あぁ……、あッ、ああ。んくッ!」
律の吐いた精のおかげで、ずいぶんと動きが楽になった。
和己はリズミカルに腰を動かし、下から上への突き上げを開始した。
「あ、ヤだッ! そこ、そこは、ダメぇッ!」
どうやら腹側のイイ所に、和己の硬い先端が当たっているようだ。
ともだちにシェアしよう!