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第4話

朔斗side 愛していると初めてきいた。嬉しいけど、本当に信じていいのか分からない。もしまた、浮気されたら?許してしまった今日の俺を恨むのだろうか。 でも、きっと断るなんて無理なんだ。 「直樹を愛してる。」 ぎゅっと抱きついた。直樹はそっと抱きしめてくれる。頬に伝う熱い二つの雫は愛だと思っていいのか。 「直樹、結婚…してください」 重なる唇の温度がいつまでも失われないことをそっと願った。

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