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第6話
『美咲、ちょっと来い』
『えっ、あ、ちょっ』
雅樹は無理やり腕を
引っ張った。
『何で、女子と話てんの』
『えっ、見てたのかよ。
クラス会の話を
してたんだよ』
『クラス会?行くな』
『何で?』
『男女がいっぱいいる
所はだめだ』
雅樹は嫉妬していた。
それを美咲は知る由
もなく、
『絶対、行くから!!』
『へぇ、俺に逆らうんだ』
『・・・』
『家にかえったら
お仕置きだから』
(素直に、行かないって
言えばよかった)
美咲はそう思った。
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