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16.まだ次の日だなんて信じられない

「そろそろ昼食ですよ。起きられますか?」 「ん……」  リンドルに頭を優しく撫でられて僕は目覚めた。頭がぼうっとする。昨日からずっと抱かれ続けているせいか、尻穴がじんじんしているようだった。 「あっ……」  寝返りを打ったら尻穴が甘く疼いた。なんでだろう、あんなにいっぱいされちゃったのにもっとされたいって僕の身体はいっているみたいだ。 「ウイ様、そんなに色っぽい顔をしてはいけません。おまんこを舐めてしまいたくなるじゃないですか」 「そんな……」  カッと顔が熱くなって、僕は両手で顔を覆った。もう、恥ずかしくてたまらない。 「鬼たちに抱かれた貴方は抱かれる度に魅力が増しているのです。きっとこの寝室から出たら、鬼たちに襲い掛かられてしまうに違いありません」  耳元でそんなことを囁かれ、尻穴がきゅうううん、と収縮した。 「や、リンドル……そんなこと……」 「ふふ……無垢なウイ様は愛らしいです」  抱き起されてリンドルの膝の上に乗せられた。そっと手を外すと、リンドルが愛しくてならないというように僕を見つめている。なんだかとても恥ずかしかった。 「このまま抱いてずっとかわいがって差し上げたいぐらいウイ様はかわいいです」 「い、言わないっ!」  僕は手でリンドルの口を塞ごうとしたけど、その手を取られて舐められてしまった。 「ひゃ、あっ……!?」 「キレイな手だ。鬼に抱かれる為に育てられたのですから、いっぱい抱いてもらいましょうね」 「ああっ……」  リンドルのもう片方の手が僕の尻を撫でる。その手が僕の尻を後ろから割り、指先で尻穴を撫でた。 「やっ、リンドルッ……」 「鬼を受け入れるのですから常にここは柔らかく開いていなければいけないでしょう? ここに四六時中張型でもを入れておきましょうか」 「や、だぁっ……!」  くにくにと指先で尻穴をこねられると疼きがひどくなる。このままだとリンドルの指が中に入ってしまうと思った時、表から声がかかった。 「昼食をお持ちしました。長も間もなく参ります」 「ありがとう。運んでくれ」  リンドルはさっと僕の身体にシーツを被せた。  襖が開いて、鬼たちが敷物を運んできた。その敷物の上に料理を広げられている間に不機嫌そうな長とカヤテがやってきた。 「てめえ、よこせ」 「はい、長殿。どうぞ」  僕はリンドルから長に受け渡され、長があぐらをかいている間に座らせられた。脇から下はシーツで覆われ、一応見えないようにはなっているがその下は裸のままなので少し恥ずかしかった。 「メシ、食うぞ」 「……はい」  お昼ごはんも豪華だった。森にはあらゆるものが実るらしく、野菜や果物なども豊富だった。なのにどうして鬼は森から出ることもあるのだろう。肉はイノシシの肉の塊がどーんと置かれている。僕には火を通して食べやすい大きさにしたものが出された。こういう気遣いがとても嬉しいと思った。長が豪快にごはんを食べ、カヤテは普通にごはんを食べていた。 「食べられないものはあるか?」 「大丈夫です。どれもおいしいです」  凝った料理は特になかったんが、野菜も果物もおいしかったので満足した。もちろんお肉もおいしかった。長が食べた後は汚れてすごいことになっていたが、リンドルがしれっと洗浄魔法でキレイにしていた。カヤテがその洗練された動きに感心したような顔をしていた。  おなかが満たされると幸せな気持ちになる。まして食べた物がおいしくて、一緒に食べた人に好意を持っているならなおさらだ。  長は僕を向かい合わせに座らせると、抱きしめてくれた。その優しさを好きって思ったけど、あんまり言ってはいけないとリンドルに言われたから我慢した。代わりにそっと頬を長の胸にすり寄せる。とてもいい匂いがして、やっぱり好きだなって思った。 「……何かわいいことしてやがる」  そう言いながら長は僕の身体を撫でた。 「あー、さっきはその……悪かったな」 「?」 「天使っつーのは、優しくされたらその相手をすぐに好きになっちまうんだろ? だから……」  長の言う通りだと思うけど、ちょっとだけ胸の奥が痛んだ。そんなに簡単に好きって思ったわけではないと思ったから。でも、まだ抱かれて二日目なのだ。一日が濃すぎてもう何日も経ったような気がしていたけれど。  僕はまた長の胸に顔をすり寄せた。  もう好きって言わないって思った。 「あー、かわいくてしょうがねーな! ヤるぞ!」 「はい……」  すぐ後ろにある布団に運ばれて優しく下ろされた。 「……お前を抱くのは俺だけじゃねえ。だが、お前は俺のものだからな」 「はい」  そんなことはわかっている。僕は鬼の為に作られた天使だ。集落全体の鬼に犯されたって文句なんか言えない。 「んっ……」  でも今は長に抱いてもらえるから。ぺろりと唇を舐められて、少し開いてしまった唇の間に舌をねじ込まれた。そのまま口腔内を舐められ、舌も舐められた。 「んっ、んんっ……」  甘さで首の後ろがしびれてしまう。  乳首もぺろぺろと舐められ、何度もちゅううっと吸われて甘くなった。僕自身も舐めて精を吐き出させ、今日は対面座位でありえないほど奥まで長のイチモツを受け入れさせられた。その全てが甘くて、溶けてしまうのではないかと思った。

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