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第116話
快感の神経が繋がっているようで乳首を擦られながら後ろを責められるとたまらない。俺はもう訳がわからなくなりながら九条の与えてくれる快楽に溺れた。
「あ、あ、も、……イく……っ」
「俺もイキそ……イくときの顔見せろよ……」
「や、あ、あ、のぶつぐ、す、き、イく、イくーっ」
「く……ッ」
最後に腰を思い切り叩きつけられ、俺と九条は同時に達した。
シャワーを浴び、煙草を吸いながら、そういえばと思って聞いてみた。
「九条、お前さ、俺のどこが好きなんだ?」
「ゲホゲホッ……」
思いっきり噎せてしまった。
「言ってみろよ、ほら」
「ゴホッ……顔綺麗なのに口悪いとこ、仕事ちゃんとするとこ、真面目に修行してっとこかねえ強いていえば。……殆ど一目惚れだったからな」
「ふーん」
「ふーんってなんだよ!……あ、エッチすっときにとんでもなく可愛くなるとこも追加な」
「ゲホゲホッ……」
今度は俺が噎せてしまった。
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