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 自分でも触れたことのない部分ばかりを攻められて、未知の快感に飲み込まれていく。それでも、まだ足りない。 ――あと少しなのに。  淫欲には逆らえず、陸は恐る恐る手を伸ばし、自身の陰茎に触れた。 「うッ。あぁあ!」  予想以上の鋭い刺激に、涙がじわりと滲む。自慰を見られているという羞恥もあるが、次から次に押し寄せる愉悦の波に抗えない。陸は夢中で手を上下に動かし、ひたすら快楽を貪った。 「あ、あ、全部気持ちイイ。どうしよう清虎ぁ、もうダメ」 「ええよ、陸。陸のイクとこ見せて」 「やだ、見ないでっ。あぁイク、イク……ッ。あ、ああッ!」  陸の芯から白濁が飛び散り、今まで味わったことのない絶頂に襲われた。  荒い息を吐く陸の髪を撫で、清虎は唇に軽いキスを落とす。 「陸、ホンマ可愛いなぁ。俺、もう我慢出来ひん」  服を脱いだ清虎の猛りきった雄を見て、陸は「無理」と首を振る。花魁姿からは想像もつかない、凶暴な熱い杭を後ろの窄まりに押し当てられた。 「今イッたばっかりなのに、そんなおっきいのムリだよ」 「だいぶ解したから大丈夫やって。ここまで来ておあずけなんて、いけずなこと言わんといて。一つになりたい言うて、煽ったんは陸やろ。責任取ってや」  陸の吐き出した精を潤滑油の代わりにし、ゆっくり押し広げながら挿入していく。 「う、あ、あ」 「アッ。きっつ……」  清虎は小さく喘ぎながら、陸の内側を擦るようにゆるゆると抜き挿しした。 「陸ん中、めっちゃ気持ちええ。溶けてまいそ」 「あッあん。き、清虎、何か、ヘンな感じするっ」 「ヘンな感じ? ほなここは? さっき陸がイキ狂ったトコ」    腰を振るペースを上げ、陸の弱い部分を突き上げる。指とは比べ物にならない刺激に、陸は悲鳴を上げた。 「ひ。あ、あああッ!」  のけ反ってガクガク体を震わせる陸の口に、妖しく微笑む清虎が人差し指を当てる。 「陸、ダメ。あんまり大きな声出さんといて、隣の部屋に聞こえてまう。陸の愛らしい声、誰にも聞かせとうない」 「そん、な。ふ、あぁ。んんッ」  唇を噛んで声を出さないよう耐える陸を見て、清虎は恍惚とした表情を浮かべた。

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