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第30話 特別なレッスン※

「リオン、セブから夢精については聞いたんだね? リオンが夢精しても、していなくても私はゆっくり大人になれば良いと思っているから、どちらでも構わないんだ。 ただ、夢精してるかしないかで今夜のレッスンの内容が変わってしまうから確認したかっただけだよ。」 …僕はちょっと前に夢精についてはセブから説明を受けていた。 お茶会の令息ズが夢精がどうのこうのって話してる時に、僕も加わろうとしたんだけど何故か皆蜘蛛の子を散らすようにいなくなっちゃって。 結局夢精って何⁉︎って気になってたからセブに聞いたってわけ。 男ってそんなことになってるんだーとは思ったものの、僕は華奢だからもう少し後でしょうってセブは言ってた。 ちょっと怖いような、早く夢精しないかなって期待するような気持ちになったのはつい最近の話だ。 「…僕、セブから説明は受けたんだけど、僕自身は身体が華奢だからもう少し後でしょうって言われたんです。」 「…そうか。じゃあ今日はリオンの身体に合わせた気持ちイイを確かめるレッスンにしようね。」 そう言ってお兄様は優しく微笑んだのだけど、僕はその優しい様な怖いような微笑みから目が離せなかったんだ。 「あっ、あぁ…、ん。ああぁんっ。」 僕は身体も頭の中もじわじわと燻されるような熱さと焦ったさで身悶えしていた。 お兄様の硬い指先が僕の乳首を摘んだり引っ掻いたりするせいで、時々脳天まで痺れるような疼きがやってくる。 「リオンの可愛い乳首が気持ちイイって言ってるせいで、こんなに美味しそうに硬くツンと立ち上がってるよ。」 お兄様は目元をほんのり赤く染めながら、色っぽい眼差しで息をゆっくり吐き出しながら僕のちくびを指先で摘んだり転がしたりし続けていた。 今日のレッスンはいつもと違って僕は何も身につけていない。 お兄様がレッスンを進めるからって、ローブを脱がされたんだ。 素っ裸になるのは何だか心許ない気がしたけれど、夏に領地の海で丸裸で泳いでいたせいか思ったより抵抗はなかった。 お兄様はいつもローブを引っ掛けているんだけれど、僕が裸になるのに付き合ってくれたのかボンクス一枚だ。 ボンクス一枚のお兄様は、まるで本の挿絵にあったみずみずしい若い戦の神のようで僕はドキドキが止まらない。 お兄様の中心はボンクスを大きく押し上げていた。 なぜか僕はその光景がひどくいやらしく感じて、見たいけれど見れないという矛盾した気持ちになっていた。 僕の中心とお尻以外は散々撫でられ口づけられた僕はウットリと脱力して、起き上がってこちらを見つめるお兄様をぼんやりと眺めていた。 「リオンは夢精の時に出る精子が昂りから出るさまを見たいかい?」

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