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第11話
…可愛すぎ…気を良くした俺は彼に笑いかけながら問う
「入れるよ?」
「うん…」
ゆっくりと彼の中へ入る。一番太い部分が収まり息を吐いてぐっと奥へ沈めると彼の中が蠢いた。そして俺のを絞るように包んだかと思った次の瞬間キュンと中が俺を強く抱きしめた。そんな彼が体を大きく震わせ崩れ落ちた
「あっ!!!」
…これって…もしかして…
「入れただけでイッ…」
「言わないでっ…!!こんなこと…こんなこと…あんた何なの…」
怒ったような声で呟くそれもとても可愛くて意地悪したくなる
「そんなに俺の良かったの?」
くすくすと笑いながらそう言うと彼はまたこちらを振り向く。やはり怒っているようだ。
「言わなくてもわかるでしょ!!…だって…あんたの…いいとこ全部当たるから…あっ!ちょっと!!ますます大きくしないでよ」
「可愛いこと言う君が悪い」
もう…本当にどこまで俺を虜にするのか…
…彼が誰のものでもいい。今こうして恥ずかしそうに俺を受け入れている事実は変わらないのだから。
「動いてもいいかい?」
「ばっか!!ちょ!!まだ俺っ!!イってるかっ…らっ…あ!!んん!!動かないでっ!!」
「だって君のここが俺を離さないからさ」
彼は気づいているだろうか?俺が今ほとんど動いていないこと。動かなくても自分で腰を揺らしていることに
「…ねぇ。俺今動いてないよ」
「えっ…」
そう言うと更に真っ赤になる。
「自分で腰振ってるんだよ。そんなに早くもっと良くなりたいんだ?」
「意地悪…言わないで…」
「どうする?」
「…良く…なりたい…お願い…動いて?」
「了解」
ゆっくりと彼の中を探索する。気持ちいい…これまでの経験は何だったのだというくらいの快感だ。
女の子の体は柔らかくて勿論気持ちよかった。
けれどもそんなの全て上書きされてしまうほどに…
気持ちが重なったらどんなにいいことか。
そんなことは無いからこそ…今日限りの関係だからこそ大切にしたい…
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