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LESSON20 side:柚希 3P ※
部屋のドアが開いてリシェールが入って来てしまった…。
僕の姿を見て固まるリシェール。
僕は今、結構食い込んだ薄水色のレオタードを着ている。
当然だけど趣味で着ているわけじゃない。
「また柚希におかしな真似を…。」
「まあよく見てみろ、物凄くエロイだろ?」
「み、見なくていいよ!」
股間を手で隠す僕。
「…確かに似合って…いるが…。」
上から下まで眺められてしまう。
「あ、何か用だったの、リシェール?」
恥ずかしくて誤魔化す為に何の用か尋ねた。
「用と言うか、時間が空いたので…柚希の顔が見たくて。」
「あ、有難う。変な格好でごめんねっ。」
「リシェール、お前も着るか?」
「着ない!」
リシェールが涼一さんを睨む。
また険悪になっちゃう!
「うん、リシェールも暇なら遊ぼう。着替えてゲームしに行こうよ、ね?」
ゲームとは、涼一さんの家にあるフルダイブ機でやるゲームの事で、週一ぐらいで僕達三人でゲームに入ってる。
「いや、今日はスパイごっこがしたい!」
そう、この衣装はスパイごっこの為に着せられた。
スパイってこんなだっけ?とは思ったんだけど…。
「スパイとは諜報活動のあれか?こんな衣装では出来ないだろう?」
「イメージだ。」
スパイの衣装なんて確かに無いもんね。
「諜報活動って何をどうやるのか全く想像出来ないんだけど…。」
「スパイごっこってより、その後のスパイを拷問するのが遊びだ。」
「ご、拷問!?怖いの嫌だよ。」
「怖くない、するのはエッチだけだからな。」
僕の身体をベッドに運んで仰向けに寝かせると、僕の両足を開いて間に入る涼一さん。
「リシェール、柚希の両手を押さえてくれ。後はキスでもしててくれ。」
当然のように参加させられるリシェール。
言われた通りに僕の腕を押さえると、口にキスしてくる。
リシェールとのキスは涼一さんと違う気持ち良さを感じてしまう。
引き合って、この状態が正しいみたいな…。
「柚希はこれが気持ちいいんだよな?」
涼一さんの声がしたと思ったら、頭をこねこねされる。
「あ、確かに気持ちいい…。でも拷問じゃ無いよね?」
「時に快感は拷問になるんだぞ?」
うーん?エッチしてる時、気持ち良過ぎて狂いそうになる事があるけど、そういう事かな?
会話してる時にリシェールも聞くためにキスを中断していた。
「快楽拷問というやつか。暗殺の勉強をする時に資料に載っていた。」
ん?暗殺の勉強?
リシェールは何処を目指してるんだろう…。
頭こねこねが終わると、頭がスッキリしていた。
今度二人にもやってあげよう。
次に顔マッサージを浮けた。
エステごっこで良かったんじゃ…?
順番的にそろそろ本当に拷問になりそうな箇所が来る気がする。
構えていると、涼一さんの視線は僕の股間だった…忘れてたけど、僕の股間は今裸より恥ずかしい状態だった!
「エロイな…。」
涼一さんの言葉で再びリシェールのキスが止まる。
リシェールもガン見してくる。
「うぅ…見ないで…。」
頼まれたとは言え自分で着てるので、余り強く言えない。
真っ赤でお願いの眼差しを向けるしか無かった。
「…柚希はわざとやっているのでは無いのだろう?」
「ああ、素だ。」
えっ、何の話?
とにかくこの場を乗り切るにはと、真っ赤になっているであろう顔を横に向けて目を閉じた。
手で隠したかったけど依然腕はリシェールに押さえられて……あっ、これがまさか拷問?
羞恥責めみたいな。
「恥ずかしがる柚希は確かに可愛い。」
「だろう。俺はよくこれで理性が飛ぶ。」
「学校休みの原因か…。」
目を閉じてると益々恥ずかしくなる会話が為される。
恥ずかしさで震えてしまう。
「仕草の全てが可愛くて、我慢がいつも効かなくなる…。」
「あぁんっ!」
涼一さんがレオタードの上から乳首を吸って来た。
びくんっと跳ねてしまって目を思わず開くとリシェールと目が合う。
「んっ…んんっ!」
リシェールの舌が入って来る。
胸もキスも気持ち良くて何も考えられなくなりそうで。
あれ、何か大事な事を忘れてる気が…。
僕に考えてる余裕は無かった。
胸がちゅっちゅと音を立てて吸われる。
「あっああっ!だめぇっ!」
身体が仰け反ってしまう。
胸が痛いぐらいに感じてしまって怖い。
「あああ……んんっっ!!」
布越しに噛まれると焦れるような快感ですぐに達してしまい、喘ぎ声が途中からリシェールのキスで塞がれた。
唇が離れると息を荒げながらぼんやりとリシェールを見る。
「柚希の唇は何度でも吸いたくなる。」
「唇だけじゃないけどな。ここがグショグショだ。」
射精してしまったレオタードの股間がぐしょ濡れで、そこを涼一さんが吸って飲み上げてしまう。
「あぁ、まだびんかんで…っ!」
腰を揺らしてしまう。
レオタードの足の付け根の部分から、僕の自身が引き出される。
「はずっ、かしいっ!」
硬くしたモノが空気に晒されて、羞恥から少しだけ理性が戻って顔が真っ赤になってしまう。
そしてさっき気付いた事を思い出した。
「ねぇ、スパイごっこしてないよね…?」
「……柚希のレオタード姿がいやらし過ぎて忘れてた。こんなに食い込みがエロく感じるなんて…。」
眺める涼一さんの息が荒い。
足が開かされて眺められていると、恥ずかしさのあまり足を閉じようとしてしまうけど、当然涼一さんに阻まれる。
「わかるだろう、この収まらないはみ出しのエロさが。」
リシェールにわざわざ見せるようにしながら解説される。
「いやぁ!見せないでぇっ!」
足が閉じられない僕は、リシェールが解放してくれた手で顔を覆って声を上げる。
長々あそこを見られて、恥ずかしくて堪らなくて目を強く閉じてしまう。
少しして顔を覆っていた手を、涼一さんに剥がされてしまった。
「柚希の可愛い顔を見たい。」
恥ずかしさから照れに変わり、もうどうしたらいいのかわからなくて目を閉じたらキスされた。
キスをねだったと思われたのかな?
「んっ……ふぅっ!」
涼一さんが絡めて来るキスにうっとりしていたら、リシェールに勃起が舐められて、もうすぐにでも出そうになる。
あちこち口内を舐められ舌が追い付かなくなる。
同時に下半身が丁寧に舐められて、追い上げられていく。
舐められる通りに腰を揺らして汁の量を増やす。
喘ぎは涼一さんの口の中に。
目を開くと、欲を帯びた眼差しを涼一さんに向ける。
「そそる顔してるぞ。」
涼一さんはクスリと笑うとレオタードを脱がせて、僕を抱き起こす。
僕のモノが口から引き抜かれてしまったリシェールは様子を見ている。
「リシェール、脱いで仰向けになれ。」
リシェールは涼一さんに指示されるとちょっと嫌そうな顔をするけど、余裕が無さそうに言う通りにする。
「柚希、自分で挿れるか?」
「う、うん。」
リシェールの方を向いてリシェールのモノを掴んで自分の後孔に宛てがうと、気恥ずかしさでリシェールに向けて顔を赤くしながら微笑んでしまう。
真っ赤な顔で視線を逸らされてしまった…。
「目の毒だよなぁ…。焦らさないで中に挿れてやれ。」
「焦らっ…しなのこれは?」
「ばっちり焦らしだな。ほら、手伝おうか?」
涼一さんが僕を後ろから抱え上げると、リシェールが自分で自身を掴み直して僕の後ろに宛てがった。
「あっ…あぁ…入るぅ!」
涼一さんがゆっくり僕をリシェールの上に降ろすと、僕の自重でリシェールが入ってしまう。
切ない表情で僕を見ているリシェール。
僕に出来るのは微笑みを向ける事だけだった。
微笑を返してくれるリシェール。
互いが動き出したのは同時だった。
「あっああっ!擦れるぅっ!」
「くっ…柚希が、吸い付く…っ!」
さっきまで舐められていたから、限界が早くて。
「もう、イっちゃうっ!!」
腰が勝手にガクガク動いてしまう。
「っ…ゆずき……っ!」
「イク…っ!あああっっ!!」
僕が中を締め付けるのと同時に中に放たれた。
すぐに僕は身体が持ち上げられて、涼一さんの膝に乗せられる。
「二戦目平気か?」
「いつも…もっといっぱいしてるのに?」
おかしくなってちょっと笑ってしまう。
「いつもと状況が違うから、気遣わないとな。」
「ん、有難う。」
笑顔を向けたらちゅーしてくれた。
「ん…っ…。」
喉を鳴らすと舌が入って来る。
ゆっくり舌を絡めるとそのままベッドに倒された。
暫くキスしてから口が離れると、僕の両足を抱えて中に入って来た。
リシェールが放った精液ですぐに突き上げが開始される。
「ああっ!おく…が…っ!」
「ここか?」
奥が突つかれるだけで孔がひくひく蠢いてしまう。
「エロい孔が纏わりついてきてる。」
「…僕の中を、激しく突き上げて…。」
じっと見つめながらお願いしてみた。
「…滅茶苦茶にしてやる…。」
「あっ、ちょっと待って!」
突き上げられる前にストップを掛けた僕。
言う通りに涼一さんは止まってくれたけど辛そうだった。
僕が指差すと涼一さんが見て納得する。
リシェールが寝てた。
涼一さんは、僕ごと自分に掛け布団を被る。
「や、やるの?」
「会話してる時寝てたんだから、大声出さなければ平気だろう?盛大に焦らされたんだしなぁ?」
「じ、焦らしじゃなく…っ!」
「今度はもう止まらないぞ。」
涼一さんの声が低くなる。
掛かる息にびくびくしてしまう。
少し怖い意を伝えようと眼差しに怯えを乗せて涼一さんを見つめた。
「煽ったな?」
涼一さんは呟くと、一度入口まで引き抜いてから勢い良く僕を突き上げる。
「っ……っ!」
僕は一度イってるから中が敏感になってる。
手で口を押さえて声を堪える。
涼一さんはまだ一回もイってないから体力的にも元気だ。
「ん……っんぅっ!!」
中が捲れ上がるんじゃないかという勢いで突き上げられて、口から手が離れてしまう。
「あっ……っん!」
声を漏らしそうになった時、涼一さんがそれを口で塞いでくれた。
僕を突き上げながら口を強く吸う。
「んんぅっ――っ!!」
奥を突き上げてから前立腺を責められて、すぐに達してしまう。
自然に締め付けるけど、全然突き上げの速度は緩まらなくて。
唇が離されてしまい、咄嗟に手で再び口を押えようとしたら、手が掴まれてしまう。
唇を強く噤んでから問う眼差しを向ける。
「…っ…拷問中…手は本当は、封じられてたはずだろ?」
今になってその設定生かされると思ってなかった。
「んっ!んんっ!!」
またイっておかしくなりそうで、びくびくと跳ねながら気持ち良過ぎて歓喜の涙を零してよがってしまう。
口にもう力が入れていられなくなって。
「あ……っ―――んんぅっ!!」
声を出しそうになった時、涼一さんが口をキスで塞いでくれた。
「ん……んん――っっ!!」
安堵から大きく達してしまい、頭の中が真っ白になって、身体をびくつかせながら残滓を吐き出した。
意識を飛ばしてしまったようで、気が付くと身体がスッキリして、涼一さんに抱き締められて、寝ていた。
リシェールは僕の後ろにくっついて寝てる。
僕が起きたのに涼一さんがすぐに気付く。
「まだ夜中だからもう一度眠れ。」
優しく言いながら冷たい水を口移しで飲ませてくれた。
確かに喉がカラカラだった。
もっと、とねだると、追加をくれて強く唇が吸われた。
キスの快感で思わず涙目見てしまう。
「…っ…今煽るなよ?」
噛み付くようなキスを一瞬して離す涼一さん。
どれが煽ってる対象なのかわからない。
「ん、お休みなさい……しっかり抱っこしててくれる?」
「……ちょっとトイレに行ってくるな。」
先に寝てていいと言い残してトイレに行ってしまった。
大丈夫かな?
そのまますぐに意識を落としかけると、戻って来た涼一さんがさっきお願いしたとおりにしっかり抱っこしてくれたのを感じた。
薄く微笑みを浮かべてから頭を涼一さんの胸に寄せた。
「我慢だ俺……。」
何か聞こえたけど意識が落ちてしまった……。
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