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EX コスプレイ ※
side:涼一
大学から帰ると、柚希が何やらPCを操作していた。
チラッと見、洋服のサイトっぽい。
「服買うのか?」
背後から覗きながら声を掛けると、ビックリされた。
「あ、御免なさい涼一さん、気が付かなくて。お帰りなさい。」
「ああ、ただいま。相変わらず集中すると凄いな柚希は。」
エッチで感じて手がお留守になるなど、一点集中癖が相変わらずで、思わず軽く吹き出してしまうと、笑われた事に恥ずかしそうに赤くなる柚希。
それが可愛くて、すぐにでも押し倒したくなるのを堪える。
「服欲しいなら買ってやるぞ?」
俺の恋人は滅多に要求しないから、ここぞとばかりにプレゼントを申し出る。
「あ、ううん。もう買ったんだ。」
「ん?どんな服だ?」
柚希が開いているサイトを覗き込むと、柚希は益々赤くなる。
「コス…。」
サイト名を見てコスプレ服のサイトだと気付く。
柚希にはさすがにコスプレの趣味は無いから……。
「柚希…俺の為なのか?」
「う、うん…。どんなのかは届いてからのお楽しみにしてくれたら嬉しいな。」
「柚希……。」
柚希が可愛い過ぎて、思わず生唾を飲む。
好きが既に最上級の筈なのに、まだ好きが止まらない。
「柚希ぃっ!」
「え…うわっ!?」
柚希を抱き抱えてベッドにダイブした。
「柚希が愛おし過ぎて、俺が知っている言葉では追い付かない。」
「あ、わかる。愛してるよりももっと上の言葉って何かなって。」
「柚希が俺と同じ気持ちだという事が、俺にとっては何よりも幸せだ。」
「僕が涼一さんの事幸せに出来てて嬉しいな。」
「柚希が居てくれるだけで、幸せだ!」
本当に、柚希が視界に入ってくれるだけで俺は幸せになれる!
が、可愛い過ぎて身体の反応が止められない。
柚希をひん剥こうとした時、ドアがノックされた。
まあ取り繕う必要も無いからそのままの体勢で呼び込む。
呼び込まれたリシェールも慣れたもので、いかにも『これからします』という体勢の俺達を見ても全く動じない。
柚希だけが真っ赤になっている。
「……最近柚希の出席率が恐ろしく低いのだが?明日はまだ平日だという事は忘れていないだろうな?」
「…お前は最近姑みたいだな。」
「その設定なら涼一をイビっていいのだな?」
「やるなら腕力で話を付けようか?」
「やってみるか?」
「やめてよ二人とも…。」
拙い…柚希が泣きそうだ。
俺とリシェールは柚希の様子を確認すると、互いへの殺意を消し去った。
すっかり気が削がれてしまい、みんなで夕食を食べる事にした。
リシェールは夕食に呼びに来たのだった。
食事中は主に、ファルセア帝国(最近王国から変わった)の状況の話がメインだった。
数日後、大学から帰り部屋に入ると……。
「お、お帰りなさい…涼一さん。」
そこには天使が居た。
着丈の短いノースリーブセーラーに、ミニスカート、白い靴下姿で頬を恥ずかしそうに赤らめた『柚希』と言う名の天使が…!
「これ、どうかな?」
はにかみながら訊ねて来る俺の天使。
萌えが胸の内で爆走しまくっている。
素晴らし過ぎてぼんやり見惚れてしまう。
「り、涼一さん…?駄目だった?」
俺が何も言わないから不安そうになる柚希。
「最高だ!似合い過ぎて全俺が感動して興奮している!」
最早自分でも何を言ってるのかわからない。
「一番は、柚希が俺の事を色々と考えてくれたのが、たまらなく嬉しい。」
「ん…喜んでくれて、良かった。」
柚希が安心した笑顔を浮かべる。
食べたい。
だがせっかく俺の為に選んでくれたんだから、まずは視姦…観察だ。
「柚希、万歳して。」
「は、はい…。」
柚希が両手を挙げると、丈の短いセーラーは柚希のお臍が丸見えになる。
エロい。
あとノースリーブだから腋が全開だ。
「柚希、ジャンプ。」
「はいっ!」
柚希が跳ぶとセーラーの裾が翻って、乳首が見えた。
チラリズム最高!
下半身がまた、ミニスカがめくれて柚希の大事なところが前も後ろも丸見えた。
誰だこの衣装を考えたのは、けしからん!
是非寄付したい!
「柚希、何でノーパンなんだ?俺は嬉しいが…。」
「やっぱり、女性用下着を自分から履くのには抵抗があって…。」
恥ずかしそうに状況を説明してくれた。
「いつもの柚希の下着でも良かったんだぞ?俺は柚希なら男物の下着だってエロい目で見られるんだからな。」
色々頑張って考えてくれた柚希の頭を撫でながら、自分の萌えについて語り聞かせる。
「す、凄いね…。」
「まあ、生が一番エロいのは確かだ。有難うな、柚希。」
「うん、満足してもらえて良かった。七月の涼一さんの誕生日にはもっと頑張るね。」
「そうか、誕生日の為に考えてくれてたのか…。」
感激が溢れる。
産まれて初めての感激かもしれない。
「涼一さんみたいにお金が出せないから、金額以上にアイデアを出せたらなって。」
「俺は柚希がしてくれる事は全てプライスレスだと思っている。だから柚希が何かしてくれると、俺がお返しがしきれないんだぞ。柚希の行動にはそれぐらいの価値があるんだ。」
「うん…そう言ってくれると嬉しいよ。」
頬を紅潮させた嬉しそうな顔の柚希に、胸も股間も脈打つ。
早くこの天使を手に入れなければ!
すぐに柚希を抱き締めて脇から胸に手を入れて胸を撫で回し、もう片手でお尻を撫でる。
「んっ!涼一さん…。」
柚希が身を捩りながら股間を硬くした。
短か過ぎるスカートから丸見えだ。
すぐに手をお尻から移動させて、柚希自身を掴んで擦る。
「あんっ!涼一さぁん…。」
柚希の声が甘ったるくなる。
柚希は腰を俺の手の動きに合わせながら、自分の手を俺の股間に伸ばして来た。
エロい視界だけでとっくに勃った俺に柚希は触れて、遠慮がちにそっと撫でて来る。
いつもは手はお留守だから珍しい。
お留守になる柚希も可愛いが、積極的なのもいい。
柚希を弄る手を止めて、少し様子を見てみる。
遠慮がちに俺を撫でていた手を、俺の股間のジッパーを下ろし、中に手を入れてきた。
俺自身に直接触れると、俺の様子を窺うように視線を合わせてから、にっこり笑みを浮かべる。
「もう駄目だ、柚希っ!」
笑顔とかもう可愛過ぎて、股間が痛い。
理性を奪われた俺は柚希をベッドに押し倒して、力づくで柚希の中に押し入った。
「あっ、あっ!涼一…さん、きついっ!」
解さずに入った為強く圧迫を感じるが、最早それすらも快感の材料で。
俺は夢中になって柚希の中で腰を動かす。
「ふっ…ぅ…んっ!」
柚希は深呼吸を繰り返して弛めてくれる。
柚希の気遣いが、今の俺には興奮になる。
少しずつ弛めてもらってもまだいつもよりも、粘膜同士の擦れ合いが強くて気持ちいい。
もっと気持ち良くなりたい、柚希の事も気持ち良くしたい。
その思いで腰の打ち付けが激しくなる。
「りょういちさ…んっ!はげしいっ!はげしくて…あっ、ああっ!」
ぽろぽろ涙を溢しながら柚希が喘ぐ。
「柚希、出すぞ!」
「あああっ!きてぇ、りょういちさんっ!」
嬌声を上げて絶頂を訴える柚希を追い上げるように、腰を打ち付ける。
「ああっ…あああ―――っっ!!」
「くっ……柚希っ!」
愉悦を浮かべて達した柚希の表情に、快感を露にする艶かしい肢体にと、全てに浮かされながら、柚希の中に放って達した。
行為が終わって、柚希を上に乗せて髪を撫でると、柚希は気持ち良さそうに目を細める。
「そう言えば俺の誕生日だったか。」
「うん、何かして欲しい事とかあれば何でもするよ。」
「何でも…。」
柚希の『何でも』は俺の中では某国の国家予算以上にも匹敵する。
「柚希はいつも何でも叶えてくれているから、俺は常に満たされているしな。」
「じゃあやっぱり今日みたいに、何かいつもと変わった事するね。」
ニコリと俺に笑顔を向けながら、こうして俺の為にまた色々と考えてくれようとする柚希が愛おし過ぎて…。
「賢者タイム終了だ。」
明日はまた学校休みにさせると、姑(リシェール)が五月蝿いが…。
「柚希が可愛い過ぎるのが悪い。」
「えっ、涼一さん?」
まだ挿れたままだったから、下から突き上げを開始した。
「あっ、あっ!また休み…なっちゃうっ!」
実際のところ、また前の学校同様の手口で、内申だろうと出席日数だろうと手を回すから平気だ。
明日は久々に俺も休んで、柚希の世話をする事に決めた。
そうと決まったら、一切の手加減をやめて、結構な時間柚希を味わった。
当然だが後でリシェールには嫌味たっぷりの小言を言われた…。
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