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 街灯(ガイトウ)に這(ハ)い寄(ヨ)る虫が活躍(カツヤク)し始めるとワイも何故(ナゼ)かは、定かではないが活発(カッパツ)になる。そろそろ身体を温(アタタ)める時がきた。 「お待たせしました」  そうそう、これを待っていた。くちづけを交わしたのはグラスの方がとてつもなく早い。それはいざ仕方(シカタ)ない。最低(サイテイ)な男。酒(サケ)が一で、人の気持ちなどお構(カマ)いなしだから。もはや、リタイアしたのと同然だ。のびのびと、ぐびぐびで桜散(チ)ってしまおう。そんな笠田潤(カサダ ジュン)は今日も、いきつけの酒屋(サカヤ)に一人、ほっつき歩いていた。いつもの買(カ)い物を済ませ、帰ろうと一歩逸(ソ)らす。目線を上げると、今までが嘘(ウソ)だったかのように、変わる出来事が起きた。 「えっ。竹斗(タケト)やん! 」

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