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真夜中の密事 13

だから、勇気を出して切り出した…… 「………一緒が…い、い……んッ…」 「………え……?」 「今日は、一緒にイきたい……俺だけ…なん、て…ヤダ……」 「オレは、後でも……」 「ヤダよ!……俺だって、おまえを……気持ち良くさせた、い……」 恥ずかしくて最後の方は声も小さくてなっちまったけど……… 今日は無性にそう思ったんだ。 そして俺の言葉に若干ぽかーんとしてる橘の顔を引き寄せ、俺は勢いよくその唇に自分の唇を押し付けた。 「んッ……ふッ」 いつもしてくれるように咥内で舌を絡ませながら時々それを吸い上げると、お互いに漏れる吐息が段々と甘くなるのがわかる。 気持ちいい…… 気付いたら冷たいコンクリートの地面に橘を押し倒してしまっていて、激しいキスの後唇を離すと、暗がりの中…妖艶に微笑む橘と目が合う。 「…………積極的だな、渚。……まさか押し倒されるとはな……厭らしい顔して……そんな気持ちよかった?」 「きもっ……う、うるせー!俺だってやる時はやるんだからなっ!」 「そうか……じゃあ、オレのももっと気持ち良くして……?」 そうニヤリと言うと、俺の手を掴み自身に触れさせてきた。 触れたそれはズボンの上からも分かるくらいガチガチで、やんわりと慣れでながら揉めば、びくっと波打った。 「………あ、あの……気持ち、イイの?」 「……ッ…あぁ、すげークる。でも、直接触って……欲しい。」 低く告げられた声にゾクッとして、俺は操られるようにズボンのファスナーを下ろし下着をずらすと、熱くて硬い橘のを握った。

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