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プライステイスト35
「次、シャワーだよ」
「少しくらい休ませろよ。それともあれか、俺と一緒に入りたいのか?」
「なっ……!!」
タクトの顔がみるみるうちに赤くなっていく。その様子に、コウは大声で腹を抱えながら笑っていた。
その様子に、頬を膨らましながら近付く。
「もぉ! 人が真面目に言ってたのに……」
「わりぃわりぃ。でも俺は、たまには二人で入るのも悪くないと思ってるけどな」
コウの一言に胸をときめかせ、その場でじっとしていることしかできなかった。
そこへ、コウが強引にタクトの腕を引っ張って身体を引き寄せ、二人してソファの上に転がる。
「あ、ちょっ……」
「俺は寝てーんだ。シャワーはその後だ」
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