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汗と精を簡単に拭き取り、仰向けの胸元に顔を埋めて肌の香りを深く吸い込む。
「柔らかさの欠片もないまな板みたいなのにねぇ…。
こんなんでいいの?ホントに」
「まな板でいいんだよ。感度は抜群なんだし」
「…………っ、……んぁっ」
ある小さな突起を唇でハミハミすると、髪に当たる吐息が甘さを増した。
かりり。
「んん……っ、……っ」
両手で口を抑えて声を圧し殺す。
普段の仔犬みたいな表情もいいが、こんなふうに甘い声を抑える時の色っぽさもまたいい。
「……ゃ、それ、や……っ」
「駄目だ」
「や、…っ、ぃあ……っ」
それなりに筋肉の付いた体の下で、華奢な体が震える。
「秀(しゅう)さん、ゃ……っ」
「殺伐とした現場から帰ってきたんだ。
もうちょい我慢してくれ」
「~~っ、うぅ……っ
ちゃんと、エッチいキスも……してくれる…?」
「勿論」
「いっぱい?」
「ああ。ベロッベロにエロいやつもな」
「…………っ、なら、……いいよ…」
顔を赤らめながら羽織ったワイシャツの前を開けるのを見るだけで、下半身に熱が集中していく。
ぷっくりとなった胸の飾りは、さっきの余韻でまだ芯を通らせている筈だ。
「いつ見ても美味そうだな」
「……っ、……好きなだけ、味わって……」
「……ん」
チュク…ッ。
ベビーピンクの其れを口に含み、唇で扱きながら舌で弾く。
「……っ、んん…ン……っ」
もう片方も指の腹でクニクニしてやると、鼻に抜ける声が上擦った。
「秀……さん………、しゅ……う…」
「…可愛すぎだろ、お前…」
「そ……な、ことな……っ、んんっ」
フルンと震える体を追い込む。
一度放熱しただけでは、お互い全然足りなかった。
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