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「じゃあ次はこれ入れようね」 「ひっ」 ごとりという重々しい音と共にわざわざ目の前に置かれたのは一番太い場所が子供の腕程の直径がありそうなプラグだった。 「何でも良いって言ったもんね?」 言った、言ったけれど、そんなの、痛みから逃れたくて口から思わず出ただけの言葉だ。 「無茶はいけないから一気に捩じ込んだりはしないよ。ゆっくりゆっくりいこう。人間、頑張れば腕ぐらい入るんだから必ず入るよ」 まるで優しさかのように言っているけれど微塵も気遣う気なんて感じられない言葉を吐きながら魔法使いはプラグを拾い上げるとローションを塗り付け始めた。 「ちゃんと息しててね」 「そ…そんな、太いの、はい"、らない"ぃ…!」 「頑張れ頑張れ」 「あ"あ"あ"あ"…!」 宣言の通りゆっくりとプラグが押し込まれる。みちみちと肉がこじ開けられているような音が聞こえる気がする。例えゆっくりではあっても明らかに身体の許容範囲を超えた物体が入り込んで来る痛みはとてつもないものだった。 「や"…あ"あ"…ア"…ッッ…!!」 じわじわとした痛みに全身から脂汗が滲み出ている。 「は……い"ら…ないからぁ……ッ!」 「休憩する?」 「ぬ、抜いて…」 「それは駄目」 魔法使いは全く手を止める気配すらない。 「く、苦じ、い"ぃい…!!」 「もうちょっとだよ」 その言葉と同時にそれまでゆっくりと入れられていたプラグがぐっと奥へ押し込まれた。 「んあ"あ"ッ!!!」 「ほら、ちゃんと入っただろ? 人間やれば出来るものなんだよ」 魔法使いは何故か達成感に溢れた顔をしていたけれど、痛みと腹の中のとてつもない圧迫感のせいでそんな事には構っていられなかった。 「後は慣れないとね」 魔法使いは俺を引っ張り起こすと、床に無理矢理座らせた。床にプラグの底を押し込まれ更に奥に入り込んできたせいで余計に腹が苦しい。 「う"ぅ……」 「暫くそのままにしててね。それに慣れたら、次はこっちいってみようか」 見せられたのは太いバイブだった。大きさはきっと今入れられているプラグとそこまで変わらないけれど、先端は細いプラグと違って全体が太いせいで一層大きく見える。 「も"…い"やだ…! 痛いの、嫌…」 「でも気持ちいいの嫌って言ったの君だよね?」 「あ……謝る、から……」 「気持ちいい方が良い?」 俺は必死に頷いた。どっちも嫌だけれど、そっちの方がマシだ。 「じゃあ次にする時はとびきり気持ち良くしてあげるね!」 「……え」 次? じゃあ、今日は。 「──っひ、痛い"、痛い"ぃ、や"め"て!」 「口塞いでおこうか? 喉を痛めるのは良くないよね」 押し倒されてから強引にプラグを引き抜かれ、代わりにバイブを押し込まれる。 「ぐ…う"う"ううぅ!」 「ほらほら、そんなに泣かないで。かわいい顔が台無しだ。いや泣いててもかわいいけど。むしろもっと泣いて欲しい」 あまりの痛みに指先の全てに至るまでの全身が強ばって言うことを聞かなかった。 「いや"っ…ア"あ"あ"…ッ! 裂け、る…!」 「そんなヘマしないし、もししちゃっても治せるよ。まあ、傷を治すと拡張したのも元に戻っちゃって頑張りが無駄になっちゃうからあんまりしたくはないけど」 押し込まれた太いバイブが引き抜かれていく。 「ん"う"う"う"…!」 「早くゆるゆるでえっちなお尻になれるように念入りにやっておこうね」 「や"…や"めで……ッ!」 バイブが引き抜かれては腹の中を殴り付けるような勢いで突き上げられる。 「あ"ーーッッ! 痛い"、痛い"ぃい"ッ!!」 俺が暴れても叫んでも魔法使いは一切容赦がない。 「ひぎぃっ! い"やッ…ア"ッ、ァア"ア"ア"!!」 俺の反応が薄くなってきて飽きたのか、魔法使いはバイブを引き抜いて自分のちんこを俺に突っ込んで来た。 「わあ、やわらかい。薬で無理矢理柔らかくしてるのとはまた違った感覚で良いなぁ」 「や"…ァ……」 「奥まで簡単に入りそう」 「…ッお"」 「ここもしっかり開発していこうね」 「っひ…い…嫌……」 もう俺は全部限界だった。 「ごめんなざ……ごめんなざい"…もう"許して……」 「……」 泣きじゃくりながら何度もそう繰り返す俺を見て、魔法使いはゆっくりと腰を引いた。 それから、思い切り腰を打ち付けてきた。 「あんまりかわいい反応しないでくれ。張り切っちゃうじゃないか」 物凄く、物凄く楽しそうな声だった。 ゴツゴツと奥を抉るように突かれ衝撃の度に悲鳴が漏れる。 「…ッぐ、お"ぇ……」 ごぷ、と吐瀉物が這い上がってきた。 魔法使いは目を細めて俺に横を向かせる。 「全部出しちゃってね。上も向かないで。喉に入って窒息しちゃうから」 言われるがまま、そもそも止めることも出来ずに俺はベッドの上に吐いた。でも突き上げられる度に嘔吐感がぶり返してきて、吐いても吐いても終わらない。苦しくて堪らなかった。 「死…ぬ"…」 俺の呟きに魔法使いは笑うだけだった。

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