※このあとがきは、アルファポリスに掲載した当時のまま転載しています。ご了承ください。 ______________________ ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。 【好きな人には気をつけろ！】の冬哉と、無口無表情むっつりな秀のお話、いかがでしたでしょうか？ 春輝の設定を考えたのが、今から十年以上前？ なので、冬哉はずっと相手が見つからないまま放置されていました。ですが【好きな人には～】を書いて、初めての彼氏と付き合う事になったところで、彼がその才能故に相手の自信を奪ってしまうというエピソードが湧いてきたのです。 それじゃあ音楽業界(ちなみに最後、冬哉が入団したのは吹奏楽団です)じゃない人が良いよねって事で、できたのが秀でした。凸凹コンビにしたかったので、あんな性格になりましたけど、お互い一目惚れで盛大にすれ違ってもらいましたね。 秀の名前は、最初は「秋」だったんですが、誕生日十二月やん、ってなって秀となりました。今更ですが、彼のセリフで「……」が無いものは、彼なりに結構動揺していたり、気持ちが昂っていたりしているシーンになります。 冬哉の秀を意識しだすシーンは、私の実体験です(笑) 何でも無いところで、あの人と一緒に出かけたら楽しいだろうな、と意識すらしていなかった人を思い浮かべて慌てました。そしてあれよあれよとそれが片想いになり、両想いになり付き合い……別れました(笑) ちょうどその頃、恋愛への勘が鋭い人も近場にいたので、それも取り入れた感じです。 あとかませ犬リアン(笑)彼の話もいつか書けたらなぁと思っています。 ではでは、また次回作でお会いできたら嬉しいです。ありがとうございました！ 2021.11