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第6話

その辺をブラブラしているけど道行く人皆俺を見る まぁそうだよな15になりそうな男が汚い服を着て肌に痣なんかあれば誰だって見る 「はぁー」 「ねぇ」 「っ!?」 「何してんの?」 「さ、咲間...」 「なんでそんなことになってんの?流石に見逃しておけないんだけど。」 「あっあのっ」 「家に連れて行ってあげるからそこで話そう」 「う、うん」 20分後... 「で?何それ」 「ず、ずっと虐待されててそれでっ」 「は?」 「あご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 「何を謝ってるの?謝ることなんてないよ」 「っやだやだっ離してっ!ゔあぁぁあ!」 「っ!」 「離してっ怖いっ怖いっひゔっ」 「ごめんな気づいてやれなくて」 俺は首を左右に振る 「咲間悪くないっ言わなかったの俺だもん」 「まぁ早めに言って欲しかったが...」 俺はなんだか罪悪感を抱いた 「なぁ、今日からここに住め」 「え?」 「もう、あの家に帰るな」 「な、なんで」 「なんで?」 一瞬咲間じゃない人が見えた気がした 「考えたらわかるだろ?それともなんだ?自ら虐待されに行ってまた痛い目見るのか?それが楽しいのか?」 「ちがっ」 「じゃあ帰るな」 「わかった」 咲間のおかげで俺は地獄から抜け出した

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