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第二章 マーカスの部屋 マーカス1

 ジャックに処女を奪われ、あんあん言わされまくり、体から堕とされた。 あんなSEXをされたらもう女の子を抱ける気がしない。気持ち良すぎてわけが分からなくなってしまった頭で付き合う事を了承してしまった俺だが、思いの外ジャックに愛され甘やかされるのは心地良かった。  同じ大学だったので、大学の近くで一人暮らしをしている俺の部屋にジャックが入り浸るようになるのは、まぁ、仕方がないと思う。 それでもルイの母親であるランさんに、「ウチでホームステイするって事で預かってるんだから、週の半分は帰って来なさい。」と言われ、しぶしぶ帰っているジャックは可愛い。 まぁ、そうしてくれて正直助かってるんだ。ランさんナイス!!だって、あんなSEXを毎日されるんだよ?!受け入れる側の負担、半端ないって!! そう、あの後数回体を重ね、俺は中イキまでするようになった。 マジでジャックに抱かれないと満足出来ない体になってしまったんだ。 で、体が完全に堕ちると心までジャックに惹かれていく。そうなると色々と気になってくるわけで・・・ 「ねぇジャック。初めて会った時にルイが『当たり前のように口説くな』って言ってたよね?ジャックはそんなに手当たり次第、男を口説いてたのか?俺じゃなくても良かったんじゃねぇの?」 「ふふっ、嬉しい。マーカスがオレに興味を持ってくれて。しかもちょっと妬いてる?可愛い。マーカス、好き。」 当たり前のように俺の腰を抱くジャック。当たり前が多すぎないか?? 「いや、だからちゃんと答えろよ。んな事で誤魔化されねぇぞ。」 「うん、分かった。えっと、まず、誰でもは良くない。日本人でいいなって思った子は四人。一人はもちろんマーカス。後はルイと、そのお兄さんのリン、そしてエナ。この三人はタイプだったけど、みんな相手がいたからね。 一応アプローチはしたけど相手にされなかったし、略奪するほど惚れてたわけでもないから。本気で惚れたのはマーカスだけだよ。」 「お、おう。そりゃ、ルイにはショウ以外考えられないし、リンさんもコウさんの面倒みるのがなんやかんや言っても好きだからなぁ。で、エナちゃんってティムについてオーストラリアに行ったんじゃなかったっけ?」 エナちゃんはコウさんの弟のかわい子ちゃん。俺も多少の面識はある。ティムにも紹介されたしな。しっかし、見事に極上の綺麗所ばっかじゃねぇか! 「そうそう、最初に会った時にはすでにティムのものだったの。もちろんアプローチはしたよ?万が一って事もあるからね。けどティムを怒らせただけだったなぁ。だからマーカスの事は何がなんでも落とすつもりだったよ。」 「・・俺はルイたちの代わりか?」 「何言ってるの?あんまり可愛い事言うと食べちゃうよ?マーカスが一番どストライクだったから、むしろ他の三人に相手がいてくれて良かったって思ってるのに。 でも、自分に恋人がいない時に好みのタイプに出会ったら、とりあえず声はかけるよね?マーカスだってナンパしまくってたんでしょ?」 うっ、それを言われると・・・ 「そりゃ、経験がないとは言わないけどね。島では観光客の男の子を何人も抱いたよ?でも、相手も一夜の恋を楽しんでたし、それだけの関係。若かったしね。 けど、日本に来てからはマーカスに会うまで誰も抱いてない。好みのタイプには相手がいたし、興味がない子に迫られてもヤル気にはならなかったから。 それよりマーカスはどうなの?甘やかせてくれそうなお姉さんに声をかけて、ヤレそうならすぐにヤッてたんでしょ?そっちの方が始末が悪いと思うけど?」 あっ、これはヤバい・・墓穴を掘ったパターン??! 「もう女の子をナンパしたりしないよね?」 「あ、当たり前だろっ?!」 「信用出来ないなぁ。これは体にもっと教え込まないと。」  この後、俺は嫌って言うほど体に教え込まれた・・あんあんを通り越してひいひい言わされたんだ・・・ 嫉妬は危険!! 過去の事は下手に詮索しないようにしよう・・主に俺の為に・・・

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