55 / 536
副作用
【元サイド】
元「うっ……オエ…ゲボッ」
看護師「気持ち悪いねー、先生来るからね」
元「呼ばなくて…いい…」
誰が来るか検討ついてる……朝から少し気持ち悪いなって思ってたけど、夜になったら佐々木先生来るからなるべく安静にしてたのに
昼の薬飲ませられたらやっぱり吐いちゃった。
森田「状況は?」
看護師「昼の薬飲んですぐに多量に嘔吐してます。」
森田「薬出ちゃってるね。血圧は?」
看護師「朝から低めですけど、さらに下がってます」
森田「じゃあこの点滴追加で」
俺の背中をさすっていた看護師さんに指示を出し終えると、近づいてきて背中をさすってくれた。
森田「まだ気持ち悪い?」
元「…ちょっと」
森田「身体熱いんだけど熱あるでしょ」
元「………ないです」
さすが森田先生。秒でバレた。
嘘ついたところでバレバレなわけで、森田先生に監視されながら熱を測り、案の定38.0℃という数字を叩き出してしまった。
座薬を挿れるらしい。
まずいな…最悪。
・
・
・
森田「パンツ下ろして左向きに横になって」
元「はい」
森田「挿れるよ」
元「はい」
森田「なんでそんなにいい子なの?笑。何か隠してるでしょ」
元「えっ?」
森田「座薬入ったよ」
すぐに下着とズボンを上げ平静を装った。
元「何もないよ」
森田「もう一回パンツ下ろして」
元「えっなんで?」
森田「なんか腫れてる気がする」
………マジか
ダメだ。森田先生の観察力には勝てない。
諦めてパンツを下ろして、足を大きく広げた。
森田「玉のここ痛いでしょ」
元「はい」
森田「精液うっ滞してるね、熱下がったら治療室で抜こう」
元「マジでぇ、、、」
あー。最悪。
ともだちにシェアしよう!